クリスマスまでのカウントダウンは「シュトーレン」と一緒に！

シュトーレンとは、ラム酒に漬け込んだドライフルーツや、アーモンドがたっぷり入ったイースト菓子のこと。食感はパンとケーキの中間のようなイメージで、スパイスが効いた独特の風味が特徴です。焼き上げたあとに、バターで表面をコーティングし、粉砂糖をまぶすことで1カ月ほど日持ちします。楕円の形は、イエス・キリストのおくるみをかたどったものと言われています。

日ごとに味がなじんで美味しさが増すので、クリスマスまでの「アドベント」の期間、毎日少しずつ食べるのが本場ドイツ流です。ちなみに「アドベント」とは、イエス・キリストの誕生を待ち望む期間のこと。諸説ありますが、クリスマス前の約4週間を指すことが多いようです。日本でも最近、ツリーをかたどった「アドベントカレンダー」が人気を集めていますよね。

シュトーレンの知名度はかなりアップしているものの、まだ手に入りにくかったり、本格的なものは値段が高かったりします。そうなると一番手っ取り早いのは“自分で作ってみること”ですよね。クックパッドでも、様々なシュトーレンの作り方が投稿されているので、参考にしてみてくださいね。

クリスマスを待ちわびながら、手作りのシュトーレンを少しずつ食べる。今年はそんな、ちょっと新しいクリスマスの楽しみ方を試してみませんか？（TEXT：金直子）