12月22日は二十四節気の冬至。1年のうちで最も昼が短く、夜が長い日です。一方で、翌日から日が長くなっていくことから「太陽が生まれ変わる日」ととらえ、この日を境に運気が上昇する日とも言われます。1年のなかでも大切な日「冬至」には、いろいろな食習慣やしきたりがいっぱい。しっかりチェックして運気をアップしましょう。
「冬至(とうじ)」は私たちの住む北半球において、太陽の位置が1年で最も低くなる日です。二十四節気では22番目(立春から数えます)にあたり、旧暦の11月の中気。2013年は本日12月22日です。 1年で一番太陽の力が弱まる日ということは、つまりは翌日から確実に日が強く長くなっていく日。このことから「太陽が生まれ変わる日」ととらえ、「冬至」を境に上昇運に転じる、ともいわれます。1年のなかでも大切なこの日、運をさらに上昇させるために、いろいろな食習慣やしきたりがあります。
「冬至」といえば「かぼちゃを食べる日」と認識している人は多いのでは?上昇運の転機となる「冬至」は「運」を呼ぶために「ん」のつくものを食べるとよいといわれています。うどん、ぎんなん、れんこん、にんじん、だいこんetc. そして、かぼちゃの別名も「なんきん」です。 さらに、かぼちゃはビタミンAやカロチンが豊富。かぼちゃの旬は夏ですが、長期保存ができることから、昔は野菜が少なくなる冬の貴重な栄養源でした。運を呼ぶとともに、健康のための知恵だったのでしょう。
「冬至」のかぼちゃ料理として、小豆といっしょに煮た「いとこ煮」を食べる地域もあります。小豆の赤い色は邪気を払うといわれます。「冬至」に邪気を払い、翌日からの運気上昇に努めるための料理ということなのでしょう。
クックパッドには、他にも冬至の料理がいろいろありました!
いわば、イマドキの冬至料理。でも、ちゃ〜んと「ん」がついている幸運のレシピなんですよ♪
冬至を過ぎると、次は小寒(しょうかん・2014年は1月5日)。まだまだ冬の暦は続きます。冬至の日はかぼちゃを食べて柚湯であたたまって、新年にむけて運気をアップしていきましょう。(TEXT:田久晶子)
季節の変化と太陰暦のずれを調整するために、1太陽年を24等分にわけて設定したもの。12 の「節気」と12の「中気」があり、それぞれに「立春・啓蟄・雨水・大雪」など、天候や生き物の様子を表した季節感ある名前がついています。昔から季節の変化を知る手段や農作業の目安として使われていました。人々の暮らしに根づく暦として、今も親しまれています。