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ドイツといえばビールを片手にソーセージをガブリ、という印象がありますが、なんと、ミュンヘンには朝からその組み合わせを堂々と食べられる、伝統的な朝ごはんがあるのです。昨年、実際に食べてきた様子をレポートします!
ドイツ・ミュンヘンでは毎年9月末~10月初めに世界最大規模のビールの祭典「オクトバーフェスト」が開催されます。
とてつもなく広い会場には、ドイツを代表する6つのビール醸造所の巨大なテントのほかに、カフェやワインテント、移動式遊園地などが設営され、朝から晩まで「プロースト(乾杯)!」が続きます。会場は人がぎっしりで、席を探すのも、ビールを注文するのも大変!!
ミュンヘンの街中には本当にたくさんのビアレストランやビアガーデンがあるので、オクトバーフェストの時期でなくてもおいしいビールを楽しむことができます。そんなミュンヘンの名物といえば、白ソーセージ、プレッツェル、ビールがセットになった伝統の朝ごはん。噂を聞いて私もビアレストランに行ってみましたが、朝食セットとして普通にありました~。朝から優雅に楽しんでいる人が結構いるんですよ。もちろん私も気兼ねすることなくグビッといただきました♪
ミュンヘン流の朝ごはんに欠かせない「白ソーセージ」。ウインナソーセージよりもひと回り大きくて白く、仔牛肉にパセリやレモンの皮、玉ねぎなどを加えてゆでてあるので、思ったよりもあっさりとしています。冷蔵庫のない時代、白ソーセージは特に日持ちがしなかったので、新鮮なうちに食べなければならなかったことから「正午の鐘の音を聞かせてはならない」とされていたとか。今もその風習は残っているようなので、現地を訪れたら午前中に食べることをおすすめします。
「朝からビール」とまではいかなくても、白ソーセージとプレッツェルをテーブルに並べるだけでたちまちドイツ風の朝食になるので、ぜひお試しを。ちなみに白ソーセージは皮は厚いので、ナイフで縦に切り込みを入れ、皮をつるりとむいてからいただきましょう。
(TEXT:川端浩湖)
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