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アルプスの少女ハイジの国といえばスイス。国土の70%が山岳地帯という大自然に囲まれた国に「一度は行ってみたい!」という人も多いのでは?そんなスイスの朝ごはんを調べてみると、今注目されつつあるヘルシーフードの発祥地だったことが判明。そのメニューとは?
酪農の国・スイスの食といえば、牛肉、ソーセージ、牛乳、生クリーム、チーズ、ヨーグルト、アイスクリームなど、「牛」を利用した素材が中心です。特に「チーズ」は種類も多く、パンとチーズはスイスの食卓に欠かせないよう。
そんなスイスの朝ごはんは牛乳、オレンジジュース、パン、チーズ、ハム、ヨーグルトなどすぐに食べられるものが多く、卵料理などの火を使った温かい料理は出てこないのが一般的です。それほど凝ったメニューではありませんが、素材のおいしさはピカイチなんでしょうね~。
それ以外によく食べられているのが「ミューズリー」。今人気のグラノーラと同じシリアル食品の一つで、未精製、未調理の穀物とドライフルーツ、ナッツ類を混ぜ合わせたものです。牛乳やヨーグルトに一晩漬けてふやかし、柔らかくして食べるそう。日本でいえばおかゆのようなものでしょうか。
ミューズリーはヨーロッパ全体でよく食べられていますが、その発祥はスイス。もともとは羊飼いが山へ登るときに持っていった携帯食が始まりでした。1890年頃、その栄養価の高さに目をつけたスイス人医師が病院にとり入れ、患者たちに好評だったことから一般家庭に広まったと言われています。スイスでは軽い夕食として食べることも多かったようです。栄養価が高く、食物繊維が豊富で少量でも満腹感を得られるミューズリーはとってもヘルシー。今後日本でも注目度が高まるはずです!
そしてもう一つ、スイスならではの朝ごはんが「レシュティ(ロスティ)」と呼ばれるじゃがいも料理です。細切りのじゃがいもをフライパンで炒め、パンケーキのような形にしてカリカリに焼いたもの。ベルン州の農民が朝食に食べていたのが始まりといわれていますが、今ではスイスの定番料理になっています。表面のカリッと焼けたところがおいしそう!朝だけでなくメインのつけ合わせやおやつにも食べられている国民食です。
ビタミン、ミネラル、食物繊維がとれるシリアルが人気ですが、今後「ミューズリー」にも注目が集まるはず。スイスアルプスの風景を思い浮かべながら、ぜひ食べてみてくださいね。(TEXT:川端浩湖)
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