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コラム

自分らしい生活を手に入れる!テレビでも話題「FIRE」を実現させるために必要なこと

節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんの「食費節約レッスン」で、貯め上手・遣い上手になりましょう。今回は、今話題の「FIRE」について教えてもらいました。早期リタイアを意味するこの言葉ですが、一攫千金の夢物語ではなく地道な努力が必要な生活スタイルです。実現させるためのポイントや注意点を知っておきましょう。

最近、家計簿診断をしていると、FIRE目指して頑張っています! と言うことで、節約&貯蓄&投資をしている家計簿を見ることがあります。

そもそもFIRE(ファイア)とはFinancial Independence Retire Early(経済的に自立し、早くリタイアする)の頭文字をつなげたアメリカ発祥の言葉です。一般的な早期リタイアのイメージは、60歳定年を5年早く退職するといったイメージですが、このFIREは、30代、40代などより早いリタイアを目指すものです。リタイア後は時間を大切にして、自分らしい生活することを目標としています。

言葉だけを聞くととても魅力的ですが、これは宝くじが当たったら早期リタイアするといったことでもありませんし、退職前よりも生活水準を上げるリッチなFIRE(Fat FIRE)でもありません。話題のFIREを実現するためのポイントと注意点を解説します。

節約生活は必須条件

FIREを目指すためには、節約生活を継続させることが必須条件です。これはFIREを達成させた後でも継続させます。その理由は、手取りの収入から生活費と貯蓄・投資分を分けて、限られた生活費でやりくりする必要があるからです。できるだけ生活費を抑えることで、貯蓄・投資に回すことができます。

大きなお金の貯めどきは3回あります。
1.独身時代
2.夫婦共働きDINKS時代
3.子どもが独立をして老後を迎えるまで
FIREを達成させるためには、「独身時代」と「夫婦共働きDINKS時代」にどれだけ支出を減らし、資産を増やすかがカギとなるでしょう。

FIREに必要な資産作り

FIREの目標金額は、年間の生活費の25倍の資産を築くことが望ましいとされています。年間の生活費が300万円なら7500万円が目標額になるでしょう。そして、この7500万円を資産運用しながら、運用益と元本を引き出して生活します。7500万円を貯めるには、単純計算で年間300万円なら25年、500万円なら15年で達成できます。

ただ貯蓄に回すだけではなく、お金にも働いてもらわなければいけません。貯蓄も必要ですが、メインは株や債券などに投資をする必要があります。しかし、投資には大なり小なりリスクが伴います。相場の状況によっては、資産が目減りするリスクも考える必要があるでしょう。

また、30代や40代前半の若さでFIREを達成させるためには、25倍以上の資産が必要となるため、一層のやりくりと運用を上手くしなくてはいけなくなります。

やりくり上手は住居費と教育費がカギ

30~40代のライフイベントとして高額な出費が予定される住宅、教育費の問題もあります。その際、住宅ローンは完済もしくは相続した住宅や資産がある、子どもの教育費は貯め終わっている、もしくは子どもは持たないといった選択をして、固定費や教育費などがかからないといった条件が揃うとFIREの実現度が高くなります。

働きながらFIREする

早期リタイアと矛盾しますが、退職後は好きな仕事(ライクワーク)をしながら収入を得て、自分の時間を優先しつつ空いた時間をパートタイム等で働き、できるだけ元本を減らさないようにして生活をするセミリタイアもFIREの1つの形と言えます。完全リタイアで働かず、海や山など自然に囲まれた場所で自給自足に近い生活をして、できるだけ生活費をかけずに生活をするFIREの形もあるでしょう。

FIREの形はひとつではなく、柔軟性が必要であると考えます。この金額を貯めたから大丈夫ではなく、最低限のお金でも楽しく生活できる柔軟性と、お金が減ってきても悲観的にならずに何かしらの対策が打てる生活力や生命力といった生きる強さも求められるでしょう。

FIREの注意点

早期リタイアは、ただ生活費を稼ぐために働くライスワーカーにとっては魅力的な言葉かもしれませんし、早期リタイアを目指して日々の生活を頑張ることができるなら、それも1つの考え方でしょう。しかし焦るがあまりに、ハイリスクな投資に手を出して大やけどをしないように気を付けなければいけません。

そもそもFIREは一攫千金の夢物語ではなく、地道に家計の見直しをして無駄な出費はできるだけ減らし、浮いたお金を運用に回すなど、急がば回れのような生活です。自分が理解できない投資先や、借入をしないとできない投資は避けるべきです。まずは自分でしっかりと勉強することが大切です。そして怪しげな情報商材やサロンへ足を踏み入れるのもおすすめしません。高い情報料は自分のFIREどころか、先方のFIRE資金になるだけですのでご注意を。

画像提供:Adobe Stock

丸山晴美さん

旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなど様々なメディアで活動中。
公式ホームページ「らくらく節約生活」はこちら>>

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