cookpad news
トレンドレシピ

豆腐入りで子どもも食べやすい!簡単「お月見団子」を作ってみよう

【子どもの心を育てるレシピvol.24】子どもに「食」の大切さを伝えたいと思いつつも、日々忙しくてなかなか教える機会がないという親御さんも多いのでは? そこで、子ども料理研究家・武田昌美さんが、子どもと楽しくトライできて心も育てられるレシピ、料理を通して子どもが得られる学びについて、わかりやすく解説! 気負わず、自然と生活の中に取り入れられる簡単料理で、とっておきの親子タイムをお過ごしください。

暑い8月が終わり、まだまだ残暑も厳しいですが、少しずつ秋の気配を感じられるようになりました。子ども達には、「どんぐりを見つけたら、秋が来たってことだよ」と教えているので、我が家の子ども達は、土の上に転がるどんぐりを見つけては、秋を感じているようです。

新学期が始まり、久しぶりのひとり時間にホッと一息つきながら、「9月といえば、そろそろお月見かぁ…」と日程を調べると、なんと今年は9月10日の土曜日! え?早くない? なんとなく、お月見って中旬以降にくる心づもりでいたので、まさかの今週末のイベントだと知って急に焦ってしまいました。

ところで、祭事行事って、いきなり平日にポンっと出現することが多いと思いませんか? 2月3日節分…木曜日。3月3日ひな祭り…木曜日。7月7日七夕…木曜日(あれ?木曜日が多い…)。 平日の祭事は、親にとって正直なところ、なかなかの試練です。祭事のお料理は、家にあるもので作れることが少なく、前々から準備しなくてはならないので、そんななか気づいたら明日!となった時には、ヘロヘロになりながら調達しに行きます。

ところが、今回のお月見は幸か不幸か土曜日。祭事が週末なんて珍しい。これは、子ども達とお月見団子を作り、秋を感じるアクティビティを楽しまなくては!と意気込んでしまいます。ここでご紹介する白玉粉を使ったお団子は、あっという間にできる最強の時短おやつなので、みなさまもぜひ挑戦してみて欲しいと思っています。

今回のレシピは、木綿豆腐を使って白玉粉に水分を与えています。絹豆腐だと豆腐の水分量が多く、この分量だとうまくいかないので、木綿豆腐で作ってみてください。

本来白玉粉は水を足してお団子を作りますが、お豆腐で水分量を調節をすることで、生地が手につきにくく、子どもでもしっかりと丸められる弾力のある生地に仕上がります。更に、水で作るよりも栄養があること、そしてお豆腐が入っている分歯切れもよく、小さな子でも食べやすいことが特徴です。

お団子を作る時、まな板の上で作ってもいいのですが、くっつきにくい牛乳パックを開いたものを下に敷いて作ると、あと片付けも楽なのでおすすめです。牛乳パックは子ども料理のお供にとても便利です。

料理は自然に算数を学ぶチャンス!?

料理は子ども達が学ぶ瞬間で溢れています。例えば、今回のお団子は12等分に切り分けます。ですが12等分をいきなりやってもらうのは難しいので、料理しながら紙に書いて“12”という数を説明します。

「半分こにすると、6個ずつだね。6の半分は3個だね。じゃあまずは4等分に分けて、それを3個ずつにすればいいね!」

という具合に、少しだけ立ち止まって、説明をしながら作っていきます。ここで大切なのは、子どもにはちょっと難しくて「?」の場合、無理に理解させようと躍起にならず、サラッと流して次に進めること。ついつい、お料理が算数の時間に変わってしまいそうになるのですが、ここで熱が入るとケンカになってしまうのでグッと我慢です。あくまでも今は料理の時間ということで。でも不思議と何回もやっていくうちに、すっと理解してくれるので、根気良く待ってみてください。

一回作ってしまうと、本当に簡単にできるお団子。もち米由来なので腹持ちも良く、子ども達にも人気なので、ぜひ親子で作って素敵な時間をお過ごしください。

電子書籍『失敗したって大丈夫!と言える子になる「子ども料理」のススメ』好評発売中!

クックパッドニュースの人気連載「子どもの心を育てるレシピ」「料理で子どもの好きを見つける」「今日から始める親子クッキング」に書き下ろしを加えて電子書籍化。

子ども料理教室を運営し、3000人以上の子どもたちを見てきた著者の経験を元に、「食」を起点にこれからの時代を生き抜く力を身に付ける方法を伝授。

著者自身の子どもとの日々や教室での印象的なエピソードも交え、親子で楽しめる四季折々の「子ども料理」レシピを紹介しています。

どこで子どもがつまずきやすいのか、小さな手での作業に適した方法は何なのか等、子どもが安全に料理するためノウハウを各所に散りばめた、子育て中のママパパ必携の一冊。

武田昌美(子ども料理研究家)

リトルシェフクッキング(株)代表取締役。フランスで料理の修行をしていた父の影響を受け、幼少の頃から料理に興味を持つ。航空会社にて客室乗務員をしながら、各地の料理や文化に触れ、知識を深める。2人の子どもの親となり、多くの子どもたちに料理の楽しさ、食の大切さを伝えていきたいと強く願い、2017年より「ママも知らなかった才能が花開くクッキングスクール」をコンセプトにした料理教室『リトルシェフクッキング』を主催。保有資格は、食育インストラクター、子供心理カウンセラー、フードコーディネーター。2019年3月、子どもが一人一人料理できる料理教室『リトルシェフクッキングEduCooking Lab』を東京都世田谷区にオープン。著書は、『失敗したって大丈夫!と言える子になる「子ども料理」のススメ』(クックパッド株式会社)。