cookpad news
コラム

たまごはスーパーではなく◯◯で買うのがお得!データで見る「安く買える場所」

山田周平

エンタメ記事や育児コラムなどを書いています。

エサ代の高騰や鳥インフルエンザの影響により、「たまご」の価格が高騰している現在。実際のところ、消費者はどのように感じているのか、消費者購買行動レポートデータサービス「Point of Buy®」が会員2,967人に「たまごの値上げに関する調査」を実施しました。

たまごの購入で重視するのは「安さ」

まず、「たまごの価格に変化を感じているか?」との問いに、91.9%の人が「以前よりも高くなったと感じる」と回答。これは2021年5月の調査時よりも34.9%も増加しており、たまごの値上がりを実感している人はこの2年でやはり大幅に増えているようです。

「たまごを購入する際に重視すること」に関しては、「安さ(70.4%)」という声が圧倒的に多く集まりました。前回調査からの伸び率で見ると、「安さ(9.2%増)」「特売やタイムサービス(8.1%増)」「1パックあたりの数量(6.3%増)」が上位を占めていて、とにかく今は「価格」や「数量」を重視する人が増加している傾向にあるのでしょう。

「ドラッグストア」での購入が急増中

次に、「たまごを購入する業態」について聞いたところ、最も多い購入先は「スーパー(93.9%)」でしたが、前回と比較すると、「ドラッグストア(11.6%増)」「ディスカウントショップ(4.8%増)」「コンビニ(3.2%増)」と、スーパー以外での購入にも目が向けられ始めてきています。なかでも「ドラッグストア」は前回の1.6倍超となる30%近い割合となり、利用者率が急速に伸びている状況です。

卵の平均単価が最も安いのは「ドラッグストア」

レシートデータから分析し、たまごの単価推移を「コンビニ」「スーパー」「ドラッグストア」の3業態で比較したところ、平均単価が最も安いのは「ドラッグストア」という結果でした。つまり、多くの人がたまごの値上がりを痛感している今、「少しでも安く買いたい」という思いが強まり、安価で買えるドラッグストアの人気が高まってきているのでしょう。

値上げでも…たまごは欠かせない

最後に、「たまごを買う際の最近の行動」について聞いたところ、やはり「安く買える店を探して買う(29.9%)」が最も多い答えでした。ただ、「価格を気にせず買う(24.7%)」が次に多い回答で、「特売を見つけた時だけ買う(20.4%)」と「購入頻度を減らして買う(19.3%)」も合わせると、実に94.4%の人が「買う」を選択。値上がりをしていても、「たまごを買わない」という考えになる人は非常に少ないことがわかりました。

食卓に欠かすことができない「たまご」。いろいろな料理を作れる食材であるからこそ、値上がりをしても買わないわけにはいかないのでしょう。なんとかして安価のたまごを手に入れるためには、特売を狙ったり、ドラッグストアに足を運んでみたりするといいかもしれません。 (TEXT:山田周平)

執筆者情報

山田周平

ライター。さまざまなWEBサイトでエンタメ記事や育児コラムなどを書いています。著書に『ひとのパパ見て わがパパ直せ』。
Instagramアカウント:@damepapa31

編集部おすすめ
クックパッドの本