秋になると、青魚も旬を迎えるものが多くなり、食欲の秋の到来を感じます。
中でもさんま、さば、かつおが秋の代表的な味覚と言われていますよね。
青魚には、栄養学的にはDHAやEPAと呼ばれる不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。これらは、脳の機能を活発にしたり、血液をサラサラにする効果があると言われています。
青魚には、DHAやEPAが含まれており、目の疲れに良いのは聞いたことのある人も多いのではないでしょうか?薬膳的には 胃腸を温め消化機能を高める ので、食欲不振を解消します。また、血液をサラサラにする 効果があるため、漢方の症状でいう「瘀血(おけつ)」の解消に効果的です。
瘀血とは、血の流れが悪く滞っている状態のことを言います。血が滞ると、冷え、シミ、クマ、肩こり などが出やすくなったり、女性では月経不順や更年期の不調につなながることも。
青魚には身体を温めるはたらきがあるため、血行を良くし、これらの症状の改善につながります。
生姜や酒の入った味噌仕立ての温かいスープに仕上げたこのレシピは、冷たい飲食物を食べ過ぎて胃が冷え、胃の機能低下を引き起こした時によいレシピです。あじ以外にも、旬の青魚を使って作ることができます。疲れたときにほっと温まるつみれ汁、おすすめですよ。
青魚が、身体を温め、血流を良くするため、女性には特に嬉しい食材ですよ。ふだん、あまり魚を食べる習慣のない人は、缶詰でもOK なので日々の食卓に青魚を積極的に取り入れるようにしましょう。
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