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父・大五の許しも得て、ようやく結ばれため以子と悠太郎。2人の結婚により、今週から「ごちそうさん」の舞台は東京から大阪へと移りました。「うまいもんを食べていればなんとかなる!」そんなおおらかな教えで育っため以子ですが、その「うまいもん」こそが、大きな壁となって。。「ごちそうさん」完食リポートも、大阪編スタートです!
父・大五の許しを得た、め以子と悠太郎は、お互いの卒業とともに結婚することに。家族みんなに見送られ、汽車に乗って大阪へ向かいます。実は悠太郎の家族には複雑な事情が。両親はすでに亡く、今の西門家は父の後妻に入った義母・静、出戻った長女の和枝、内向的な妹・希子の3人。め以子の苦労を心配する悠太郎ですが、め以子はどこ吹く風。実際、到着した日は何事もなく温かく迎えられ、め以子はほっとします。ところが、それは「嵐の前の静けさ」に過ぎなかったのです!
弟の悠太郎に大きな期待をかけていた義姉・和枝は、とにかくめ以子が気に入らない。「西門家の掟」をふりかざし、「1年間は嫁と認めず、女中扱いする」と告げます。また、め以子が東京から持ってきた食材を処分しろと命じ、大事にしてきたぬか床まで捨てようとします。さらに、ショックをうけため以子が家を飛び出した隙に、今度はめ以子の荷物一式を東京に送り返してしまいます。
め以子を襲う和枝の「いけず」の数々。「うひゃ〜王道だぁ」と思いつつ、なぜか陰湿に感じないんです。め以子がただシクシク泣く王道ヒロインなら話は別ですが、文句をいいつつ、とにかくめげない。おまけにめ以子自身もツッコミどころ満載! 西門家に到着した際に、年の離れた義姉・和枝を「お義母さま」と間違えたり、夫である悠太郎より先に家に上がったり、みそもしょうゆも「なんかへん」と東京から持ってきたものに変えようとしたり。和枝さんがおもしろくない気持ちもちょっぴりわかったりして。
そんなめ以子ですが、じつは最大の敵は和枝ではなく、おのれの舌。め以子は自分の作る味噌汁に義妹・希子が「からい」と手をつけないことが気になります。そして、悠太郎ときつねうどんを食べたとき、自分が「昆布のだし」がわからないことに気づき、愕然とするのです。「なんかうす〜い」と思っていたつゆのなかにある「昆布のうまみ」に自分だけが気がつかない。「私だけ舌が違う」。焦っため以子は絶食をはじめます。
よく、関西出身の人が東京のうどんを見て、汁の色の濃さに驚くといいますが、め以子はその逆。「濃い味に慣れた自分が薄い味を理解するにはこれしかない!」と決意の絶食です。食いしん坊にとっては何よりも思いきった行動ですよね。しかし、絶食によってめ以子はダウン。め以子の絶食を知った悠太郎は怒り、あきれますが、慣れない生活の中で懸命に頑張る姿に感動。悠太郎自身、職場の人間関係に悩む中、め以子に勇気をもらうのです。
「嫁1年生」に「社会人1年生」。ともに理想と現実のギャップに戸惑いながら、2人は助け合います。今週のタイトルは「こんぶねーしょん」。昆布のだしと2人が夫婦として歩き始める様子が描かれているのですね。
め以子が苦しんだ「昆布だし」。ドラマの中では「西門家の味」を探求し、め以子が奮闘する様子が描かれています。現在では、便利な市販のだしの素もありますが、昆布を使った基本のだしのとり方も覚えておきたいもの。クックパッドの投稿にあった、関西風のだしのとり方をご紹介します。ぜひ試してみて!
↓だしからしっかり作る関西風のうどん♪
火を止めるタイミングがカギ。昆布とかつおのだしがおいしい、関西風のだしのとり方です。
7週目のタイトルは「たいした始末」。大阪の味を覚え、西門家の味を覚え、め以子は「嫁」として認められるのか! そして、来週のごはんは何!? どっちも楽しみです♪(TEXT:田久晶子)
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