日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
お盆を過ぎても連日のように30℃を超えるような真夏日が続いた今夏、暑かったですね~。ようやく涼しくなり秋めいてきたものの、夏の間のダメージが体に残っていませんか?そんな時は「茶粥」で心身の疲れを労りましょう。
「茶粥」は奈良県・和歌山県に古くから伝わる郷土料理です。基本的なレシピは、茶袋に入れたお茶の葉を煮出し、米や麦にアズキ・エンドウ・サツマイモなどを入れて炊くというもの。貴重な米を食い延ばす生活の知恵として生まれたそうですが、現在では日常食・健康食として親しまれているとか。
以前、クックパッドニュースでもお伝えしましたが、お粥には禅宗の教えによる『粥の十徳』というものがあり、「お腹の調子がよくなる」「風邪をひかない」などいろいろな効果があるとされています。特に茶粥は、さっぱりとした味わいで香りも良く、食欲が出ない時、元気がない時には最適なお粥です。
いかがでしたか?好みのお茶で試したり、具材を工夫してみたりとさまざまなバリエーションを気軽に楽しめそうですね。最近ちょっと元気がでないなんて時は、ぜひ、茶粥を試してみてくださいね。(TEXT:中本タカシ/ライツ)
参考資料:『たべもの起源事典』(東京堂出版)
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