ひもかわうどん、まめぶ汁…勝手にB級グルメの未来を考える！

ちょっと前のことになるが、８月末に開催された「U−１グランプリ」。「U」とは「うどん」のこと。日本一のうどんを決定するイベントとして初開催され、第１回グランプリには、評価部門で群馬県の「ひもかわうどん」、売り上げ部門では岡山県の「ぶっかけうどん」が輝いた。全国のグルメを求めて２日間で14万人の人出があったという。 最近話題のグルメイベント。その先駆けとなったのが今年で８回目をむかえる「B-1グランプリ」。全国各地のご当地グルメが揃い、まちおこしを目指す祭典だ。グランプリは注目され、その味を求めて多くの観光客が訪れるようになった。 「B級グルメ」とは贅沢ではなく、安価で日常的なごはんで。歴史ある郷土料理でもなく、一流店の豪華な食事でもない。その土地の人々が当たり前のように食す料理をもとめて、全国から人が集まるというのだから、なんとも興味深い。

あの暑い中、店頭からさばの水煮缶が消えた記憶に新しいあのブーム。 これも、もとはB級グルメの「ひっぱりうどん」がネタ元だ。 さばの水煮を使用した「ひっぱりうどん」を食べている山形県の人たちがやせている、という検証から始まったのである。

人気の朝ドラ「あまちゃん」で要所要所で登場していたのが岩手のソウルフード「まめぶ汁」だ。

クックパッドで「B級グルメ」と検索すると日本各地のものはもちろん、ハワイやカナダなど海外グルメまで登場。ふるさとの味、思い出の味のほか、まだ行ったことのない場所のグルメを家庭で楽しんでいる例もある。

B-1グランプリの発起人は、青森のせんべい汁を普及させたい想いから始まったという。 青森のせんべい汁も、地元以外の人からみると、なかなか画期的な食べ物である。

こうしてみていると横手やきそば、肉巻きおにぎり、チキン南蛮…などの第1次B級グルメブームを経て、最近話題になるB級グルメには次の３つの要素があるように思う。

１）味が想像できそうでできなさそうでできそう。（どっち？） ２）食材の組み合わせが、斬新（その組み合わせ、ありなのかなしなのかぎりぎりの境界線） ３）食べてみるとなんだかハマる。ここはうまく説明できない

この条件でさがしたところ、クックパッドで次のB級グルメとしてぜひとも盛り上がってほしい！という一品を見つけた。　

その名も『おっさんの浪速魂☆きつねうどん風トースト 」である。

大阪名物きつねうどんをトーストにしたものだ。なぜトーストなのか？ なぜ？　なぜ？　味が想像できない。でも想像できるかも？？？ムムムム。 でも、先にあげた３つの条件をすべて当てはめている！ これこそがこれからのB級グルメの代表なのではないか！！

3年後のB−1グランプルはきつねうどん風トーストである。 ここに勝手に予言したい。

（外れたらごめんなさい）