いかとじゃがいもをオリーブオイルで炒め、トマトでサッと煮るのがイタリアのおふくろの味「いかじゃが」。いかのうま味がじゃがいもに染み込んで味わい深く、その香りは食欲をそそります。魚介類を多く料理に用いるシチリア島では、いかは安価で手に入る食材なので家庭の食卓へ頻繁にのぼる料理だそうです。夕食時になると、どの家庭からも「いかじゃが」のおいしそうな香りが漂う「イタリアのマンマの味」なんですね。和食にもいか×里芋、肉魚×じゃがいもなど、互いをおいしくする組み合せの料理があります。今回は、いつも作る和食とちょっと違うじゃがいも料理「いかじゃが」にチャレンジしてみませんか。本場イタリア風や日本の味覚に寄せてアレンジした塩コショウ味、塩麹味など、お好みを見つけられそうなレシピ3種を紹介します。
メニューをちょっと変えたい、じゃがいもを消費したいという方にぜひオススメします。新たなじゃがいも料理をレパートリーに加えてみませんか。
(TEXT:櫻井実由莉)