【休日ごはんの楽しみ方特集】アウトドアやこどもの日などのイベントにぴったりなレシピの紹介や、家族みんなで盛り上がるためのアイデアをご提案します。今回クックパッドニュースでは、アウトドアのなかでも近年とくに話題を集めているキャンプに注目。アウトドア芸人として活躍しているたけだバーベキューさんに取材しました。「カナダアルバータ州BBQ大使」に任命されるなど、本格的な活動を行うたけだバーベキューさんに、家族キャンプの楽しみ方や、キャンプ飯に欠かせないアイテムについて聞きました。
バーベキュー芸人のたけだバーベキューです。もともとアウトドア好きだった僕は、車の免許を取ったことをきっかけにキャンプやバーベキューをはじめました。最初は、飯ごうの代わりに炊飯器の内釜を持っていくようなところからのスタート。キャンプ場に向かう途中のお店で道具を揃えて行ったり、父親に頼んで手に入れたドラム缶でドラム缶風呂に挑戦したり、『ディスカバリーチャンネル』のサバイバル番組で見たことを真似しているうちに、どんどんキャンプやバーベキューにハマっていきました。
現在はアウトドアをただ楽しむだけではなく、この面白さを多くの人に広めていきたいと思いバーベキュー芸人として活動しています。
飲食店のバイト経験が役立ち、徐々に料理にもこだわるようになりました。始めたばかりの頃は、流木に火をつけて肉や魚を焼くというワイルドな料理が多かったのですが、最近は道具が充実してきたこともあり、外でも家のキッチンと変わらない料理を楽しめるようになってきています。そんな流れもあって、女性キャンパーや家族でキャンプを楽しむ方が増えていると感じます。
僕は独身なので、後輩芸人を連れてキャンプに行くことが多く、つまみになるようなものを作ることが多いです。パパっと作れて、濃い味でお酒がすすむものですね(笑)。とはいえ、一通りいろいろなものを作ります。
先ほども話したように、最近ではキャンプ場でも家のキッチンと変わらない状態で調理ができるので、そこで欠かせないアイテムとしておすすめなのが、取っ手がとれて深さのある「テフロン鍋」。フライパンとしても鍋としても使え、大小1つずつ持って行けば、たいていの物は作れます。テフロンなので、ササッと汚れを落として次の料理を作れるのも便利。アウトドアは荷物をいかにコンパクトにするかも重要ですが、取っ手を外せば持ち運び時にかさばりません。
家族でキャンプを楽しむときの醍醐味は、家族みんなで力を合わせることですよね。例えば普段、家ではお母さんが一人で料理をしているかもしれませんが、キャンプ場ではお父さんが火の準備をしたりと料理を作る環境を設営して、子どもたちもそれを手伝います。
お子さんの年齢によって変わってくると思いますが、料理でもできることはたくさんあります。例えば、ちぎった葉物野菜とドレッシングをポリ袋に入れ、振って味をなじませたり、ナンの生地をこねてもらったり……。混ぜたりこねたりするのは、子どもたちの得意分野ですよね。
キャンプでのお手伝いのいい点は、なんと言っても細かいことを気にしなくていいことです。家で粉をワーッとこぼされたら大変でしょうけど、外ではそんなことも気にならないので、子どもも親もダイナミックに料理を楽しめます。
キャンプ仲間の子どもたちと一緒にキャンプをしたことがあるんですが、子どもって食べ物の味に厳しかったりしますよね(笑)。「おいしい!」「辛い!」「しょっぱい!」「まずい!」。遠慮なく感想を言ってくれるので、子連れのときは、子どもが好みそうな味付けを意識しています。一緒に作ったり、作る工程を見せてあげると、普段は食べないものを食べたり、好き嫌いを克服できた子もいました。 日常から離れた場所だからこそ、普段はできないことができるようになるというのも、キャンプの醍醐味ではないでしょうか。
アウトドアには欠かせない「ほりにし」というスパイスがあります。塩、こしょう、ガーリックにコリアンダー、いろんな旨みが詰まった万能調味料で、辛くないので子どもも大丈夫です。今回、そのほりにしを使った料理レシピ本を発売しました。その中から、家族で楽しめるキャンプ飯レシピをご紹介します。
アウトドアだとちょっと特別なごはんが食べたくなりますよね。そんな時にぴったりなのがこのレシピ。鯛を買ってきて作るのだと大変ですが、刺身を使った鯛めしは簡単でラクチン。骨もなくて子どもも喜びます。別にだし汁を作っておけば、鯛茶漬けにアレンジして2度おいしいですよ。
米…1合
鯛(刺身)…6切れ
三つ葉…適量
水…1合分
ほりにし…小さじ2
白だし…小さじ1
1.鍋で米を研いで、30分水に浸しておく。
2.1に鯛、ほりにし、白だしを入れ、15分弱火で炊飯する。
3.5分蒸らした後、三つ葉をのせて完成。
皮を剥いたり、材料を器に並べたりと、子どもも手伝いやすいアヒージョ。最後、オイルだけになったら、バケットを浸してガーリックトーストのようにして食べるのもおいしいですよ!
エビ…10尾
マッシュルーム…4個
アスパラガス…2本
にんにく…3片
プチトマト…8個
バゲット…適量
オリーブオイル…100ml
鷹の爪…2本
ほりにし…大さじ1
1.エビは殻をむいておく。マッシュルームは半分に。アスパラガスは3cm程度にカット。にんにくは皮をむいておく。
2.スキレットにオリーブオイル、鷹の爪、にんにくを入れて熱する。
3.エビ、マッシュルーム、アスパラガス、プチトマトを加え、ほりにしをふりかける。
4.エビに火が通ったら完成。あぶったバケットを添える。
アウトドアで定番のバナナスイーツにも、ほりにしが活躍します。甘さとしょっぱさのバランスが絶妙で、お手軽ながら特別感のあるデザートができあがります。
バナナ…1本
ミント…適量
砂糖…大さじ2
ほりにし…小さじ2
1.バナナは皮をむき、縦半分にカットする。
2.フライパンに砂糖(大さじ1/2ずつ)をバナナの形に敷いて、中火で熱する。
3.砂糖が溶け始めたら1のバナナを上にのせ、砂糖がキャラメル色になるまで焼く。
4.再び砂糖(大さじ1/2ずつ)をバナナの形に敷き、ひっくり返した3を上にのせる。
5.砂糖がキャラメル色になったらお皿に盛りつけ、ほりにしをかけたら完成。仕上げにミントを飾る。
ほかにも、熱々のごはんに生卵とほりにしをかけて食べる「TKG」も最高! キャンプだと朝は洋食という人が多いかと思いますが、和食も新鮮でおすすめです。卵かけご飯とお味噌汁、漬物があればそれだけで十分。ちょっと贅沢な気分になるので、ぜひ、試してみてください。
(TEXT:上原かほり)
※おでかけの際は新型コロナウイルスの感染状況を考慮し、各自治体の指示にしたがって行動してください。
「ほりにしは、アウトドアスパイスだけあって、キャンプやバーベキューでめちゃくちゃ重宝します。アウトドアは好きだけど、料理はしないという人にとっては、“待ってました!”という調味料。肉に振って焼くだけでおいしく仕上がるし、ベーコンと卵とほうれん草にかけるだけで絶品おつまみに。とにかくどんな風に使ってもおいしいし、アウトドアだけじゃなく家でも楽しめる調味料です。 この本は、元々ほりにしファンの方には“こんな使い方があったんだ”と驚いてもらうものや、この本をきっかけにほりにしを知った方には、この機会にアウトドアに行って、おいしい料理を楽しんでもらうきっかけになると思っています。 とにかく、いろんな方に見てもらって、キャンプでも家でも楽しんでもらいたいです。」(たけだバーベキューさん)
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1986年生まれ。兵庫県出身のお笑い芸人。2012年12月より「たけだバーベキュー」として活動開始。趣味はアウトドア全般(キャンプ・釣り・登山・ロードバイク・鹿狩りなどの狩猟)。豪快なバーベキューレシピを披露する一方、誰でも簡単におしゃれで盛り上がるバーベキューレシピも提案し、BBQを通してのコミュニケーションを広げる活動をしている。現在は、雑誌や本・舞台・テレビ・ネットコンテンツ・イベントなど多方面で活躍中。バーベキューをこよなく愛する日本で唯一のBBQ芸人である。
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