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「敵を知るには食から」—次の戦いは何といっても負けられない!グループリーグ第2戦の相手はギリシャ!対戦国を知って、その料理を作って、食べて、我らが日本代表の勝利を後押ししましょう!!
ヨーロッパ文明や近代オリンピックの発祥の地とされ、哲学・文学・芸術・スポーツなどで世界の文化の先駆けとなったギリシャ。ヨーロッパ南東のバルカン半島最南端を本土とし、ペロポネス半島やクレタ島など大小さまざまな島々から構成される国です。首都はアテネ、北の国境はトルコ、ブルガリア、マケドニア、アルバニアに接し、南は地中海やエーゲ海に面しています。面積は日本の3分の1ほど、人口は約1,130万人となっています。
気候は夏は高温で乾燥し、冬は温暖で雨が多い地中海性気候。温暖な気候のもと、農業が盛んなギリシャでは世界3位のオリーブを筆頭にトマトやブドウ、綿、葉タバコなどが多く生産されています。また、今なお残る古代遺跡の数々、エーゲ海のビーチ、海岸沿いに連なる白亜の建物などに代表される美しい景観を求め、世界中の観光客が訪れるリゾート地としても有名です。
ギリシャ代表の特徴を一言で表すのなら、“堅守”です。180㎝を超える屈強なDF陣を揃え、ヨーロッパ予選では10試合でわずか4失点という結果を残しています。2004年にはヨーロッパ選手権優勝、2012年の同大会ではベスト8、世界ランクは12位。大舞台での実績もあり、しっかり守って、少ないチャンスを確実にものにしてきた難敵です。
注目選手は、ギリシャの名門オリンピアコスに所属するFW・ミトログル選手。W杯出場を決めたルーマニアとのプレーオフ2試合で合計3ゴールを挙げた勝負強いストライカーです。ギリシャが守備から攻撃に移り変わる際に、特に注意すべき存在でしょう。
ギリシャ戦は、世界有数の組織的な守備に対して、日本の攻撃陣、そして自慢のパスワークがどれだけ通用するかを図るという点でも重要な一戦となりそうです。そして、決勝トーナメントに進み、好成績を残すためにも絶対に勝っておきたい試合です。
名産であるオリーブオイルをふんだんに使い、スパイスやハーブ、レモン、トマトなどで適度にアクセントをつけるのがギリシャ料理の特徴。地中海の恵みである肉や魚介、野菜などの新鮮な食材をたっぷりと使った料理は、贅沢ながらもヘルシーと人気があります。
2010年にはイタリア、スペイン、モロッコと共に「地中海の食事」としてユネスコ無形文化遺産にも登録されています。日本の「和食」にも勝るとも劣らない食文化を持っていると言えます。代表的な3つのギリシャ料理をご紹介します。
耐熱容器にジャガイモ、ミートソース、ナス、ベシャメルソースを重ねて、チーズをかけて焼くギリシャ家庭伝統のオーブン料理です。イタリア料理のラザニアと良く似ていますが、地中海同士でつながりがあるのかもしれません。ご紹介したレシピのように、ソースをアレンジしてみるのも楽しそうです。
トルコのシシケバブとよく似た肉の串焼きです。豚肉や鶏肉、ラム肉などのお肉の他に、魚介や野菜を串焼きにすることもあるとか。ギリシャにはスブラキの専門屋台が数多くあり、国民にとって一般的な食べ物です。是非、ヨーグルトベースのソース「ザジキ」とご一緒に。
魚卵にマッシュポテトとタマネギを混ぜ、オリーブオイルとレモン果汁、塩で和えたペースト状のサラダ。ギリシャではトーストにつけて食べることが主流ですが、日本ではマッシュポテトにタラコを混ぜたシンプルなサラダとしていただくことが多いですね。
いかがでしたか?サッカーでは手堅い印象のギリシャも、普段は陽気で社交的、さらに食べることにかなり情熱的なお国柄なのだとか。これらの料理を手間ひまかけて用意し、パーティーを開き、夜更けまでお酒を飲みかわすそうですよ。
決戦は6月20日午前7時(日本時間)。平日の金曜日なのが残念なところですが、前日辺りに気の合う仲間と集まって、是非ギリシャ料理をいただいてみてください!!
(TEXT:中本タカシ/ライツ)
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