【Twitterでバズったごはん Vol.48】市販品などを上手に使い、ササッと作れておいしいレシピが日々投稿されているTwitter。その中から、とくに話題を集めたレシピや便利な料理の知恵を、編集部がピックアップしてお届けします。
Twitterでバズった料理に関するツイートに注目し、多くの人の心を鷲掴みにしたヒミツを解き明かしていく連載をお届けします。第48回目に注目したのは「子どもの頃に思い描いていたぶどう酒の味」です。
こちらをツイートされたのはひかがみさん。“赤ワインを水で薄めて、はちみつ大さじ1を加えて味わう”という飲み方をツイートしたところ、4.1万いいね(2022年1月20日現在)がつくほど多くの注目を集めました。では、ひかがみさんに詳細を伺ってみます!
ローマ時代はワインを水でうすめてハチミツなどを加えて飲んでいた、と何かで読んだので試してみたら、子供のころファンタジー読んで想像してたあのブドウ酒の味
— ひかがみ (@Junelotus) January 13, 2022
−−まず、以前より通常のワインは飲まれていましたか?
ひかがみさん:飲むことはありましたが、アルコールに弱い体質だったので、お酒自体にあまり親しむことはありませんでした。
−−今回のワインの飲み方は“子どもの頃に思い描いていたぶどう酒の味”だそうですが、どのように似ていましたか?
ひかがみさん:子どもの頃はぶどうジュースに、親が飲んでいたお酒の匂いがついたような味を想像していました。実際の甘くないワインも、水割りにしてはちみつを追加するとワインの渋みやアルコール感が和らぎ、想像の味に近いと感じられました。
−−たしかに子どもの頃って、ワインは甘いものだと思っていたので、本物のワインを初めて飲んだときにびっくりしました。こちらの飲み方は、とても飲みやすそうですね
ひかがみさん:お酒に弱くてもワインを楽しめるので、自分のように子どもの頃のぶどう酒が飲みたかった人、ワインの消費に困っている人には合うのではないかと思いました。ワインを変えるとまた違った味になったので、好みの味を探してみても良いと思います。
−−作るコツはありますか?
ひかがみさん:はちみつを先に水少量で溶いておくとワインに溶かしやすいです。また、甘めの赤ワインがオススメです。
−−最後に、ツイートがバズったことで反響はありましたか?
ひかがみさん:一番多かったのは「飲んでみたい」「試してみたい」という声で、やっぱり憧れていた人は多かったのだなと思いました。ほかにも古代のワインの製法や、ワインに添加する甘味料の種類などさまざまな知識を教えてくださる方が多く、Twitterの集合知を実感しました。
ワインに水やはちみつを加える方法は、ローマ時代の人々が楽しんでいたワインの飲み方でもあるのだそうですよ。子どもの頃に絵本やファンタジーを見て、ぶどう酒に憧れた方は、すぐに試してみたくなったはず。ぜひツイート先の飲み方を参考にして、あの頃に思い描いていた味わいを堪能してみませんか?
(TEXT:八幡啓司)
ひかがみさん
日常で気づいたことや感じたこと、創作にまつわること、自作のイラストなどをツイートしている。