【おりょうりえほん vol.47】子どもたちの健やかな成長に必要な「食育」。クックパッドの食育絵本サービス『おりょうりえほん』が、日本の伝統行事やそのときに食べる料理についてなどの情報をお届けします。今回は、「harenohi_factory」パーティスタイリストの浦岡裕子さんに親子で楽しむ「ひな祭り」のアイデアを教えてもらいました。
少しずつ太陽が出ている時間が長くなってきましたね。
公園遊びの時間が長くなったり、保育園や学童のお迎えの時間でも外の明るさが残っていたりと春が近づいてきているのを感じます。そんな春の最初の行事といえば「ひな祭り」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。桃色や白、黄緑と春らしい明るい色合いがいっそう春らしさを盛り上げる行事ですね。
一般的に女の子の成長を願う行事とされていますが、ちらし寿司やはまぐりのお吸い物などおいしい行事食を楽しむのは男の子も女の子も関係ありません! 季節の行事としてお祝いを楽しむのもいいですよね。
ひな祭りの主要登場人物といえば、そう、おひなさまとおだいりさま!
いわゆる「親王飾り」と呼ばれる2体のひな人形を持っているおうちも多いかもしれません。今回は、このおひなさまが持っている扇子を作る折り紙遊びをご紹介します。作ったあとは飾ったり、ひな祭りのお祝いの席でも使ったりできる一石二鳥アイテムです。
・色折り紙
・ハンドメイドパーツのタッセル(100円ショップなどで手に入ります)
・糸
1)折り紙を半分に折る
2)さらに半分に1回折る(これをあと2回繰り返します※計3回)
3)折った折り目を利用して蛇腹をつくる
4)写真のように白い面を表にして半分に折る
5)写真のように白い面が2cmくらい見えるように折る
6)裏面も同様に折る
7)写真のような形に広げる
8)そのまま蛇腹に折っていく
9)写真のように半分に折る
10)折った中心に糸をつけたタッセルを結ぶ
11)写真のように折った部分を矢印の中に入れて扇子をつなげる
12)完成!
季節行事の時に、お部屋の飾りつけをするのも楽しいのですが、小さなお子さんがいる中では飾りつけに食事にと手がまわらないことも多いかと思います。そんな時はその行事のシンボルになっているモチーフを食事に少し取り入れるだけでも十分雰囲気を作ることができます。今回作った扇子もおひなさまをイメージさせるモチーフですよね。この扇子は小ぶりなサイズなので箸置きや、つまようじをくっつけてフードピックなどに活用してみてください。
折り紙でつくる扇子は、工程が少し多いように見えますが「半分に折る」「蛇腹に折る」というシンプルな工程の組み合わせなので、部分的にお子さんも一緒に楽しめると思います。
一緒につくった作品がテーブルコーディネートに取り入れられていたらお子さんの満足度もあがるはず。
ひな祭りのメニューで定番のちらし寿司も、菱餅をイメージしたひし形にするだけでひな祭りの特別メニューになります。身近にある牛乳パックを型にしているので気軽に取り入れられますね。
ひな祭りはもともと無病息災を祈るお祓いの行事がはじまりと言われています。 春を祝い、無病息災を祈って3月末の慌ただしい年度末を乗り切れますように!
harenohi_factory主宰
家具メーカーで法人向け提案に携わった後、こどもの誕生日や季節行事の装飾やテーブルコーディネートを提案するパーティプランナー、スタイリストとして活動。「ハレの日を親子のキオクとキロクに残す」をテーマに雑誌や企業ウェブ媒体でのスタイリング企画とコラム執筆、個人向けパーティグッズの提案や装飾などを行っている。
【HP】https://harenohi.mystrikingly.com/
【instagram】@harenohi_factory
【note】https://note.com/h_factory
おりょうりえほんは、毎月1冊クックパッド監修の食育絵本が届くサービスです。
お届けする絵本の中には、日本の伝統行事とその時に食べる料理について、なぜそれを食べるの?この食材の持つ意味は?などと一緒に紹介する『きょうはとくべつなひ』という絵本もあります。
絵本や遊び、料理を通して、子どもに楽しく伝統行事を伝えられるといいですね!