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DIY初心者にも簡単!賃貸でもできる「収納棚アイデア」でキッチンをすっきりさせよう

理想のキッチンを叶えるwebマガジン「たのしいキッチンmag」編集部がキッチンにまつわる豆知識をご紹介。キッチンの選び方から、レイアウト、動線づくりのコツ、費用別でできることなどを発信します。理想のキッチンを叶えるための参考にしてみてくださいね。

こんにちは! 「たのしいキッチンmag」編集部です。

毎日使うキッチンだからこそ、使い勝手をよくしてストレスなく気持ちいい空間にしたいものですよね。けれど、キッチンは調味料や調理器具、お皿など細々したものが増えやすく、収納に困っている方も多いのではないでしょうか。

そこでおすすめしたいのが、収納棚のDIYです。大きくて立派な食器棚を買わなくても、ちょっとしたアイデアで費用も安く、自分好みの収納棚が作れます。

今回はカラーボックスやすのこなどを使ったアレンジ収納棚、ディアウォールを使ったオリジナル収納棚の作り方をご紹介します。

身近に手に入るものをアレンジして作る収納棚

カラーバリエーションがあるカラーボックスを活用

カラーボックスは、オンラインストアやホームセンターなどで簡単に手に入り、安価なものであれば2,000円前後で購入できます。シンプルな作りのためDIY初心者でも簡単に組み立てられます。

カラーボックスの魅力は、キッチンの大きさや収納したいものに合わせて大きさを選んだり、複数個重ねたり、縦にも横にも置いたりできるので自由な組み合わせで収納を作れる点。

組み立てるだけでもインテリアとして十分活用できますが、部屋の雰囲気や自分好みのデザインにリメイクすることも可能です。たとえば、模様のあるマスキングテープを使ってカラーボックスの一部にアクセントを付けたり、リメイクシートを貼ったりとオリジナリティのある収納棚へアレンジしてみるのはいかがでしょうか。マスキングテープもリメイクシートもはがせるものを選べば、デザインに飽きてしまっても別のものに貼り替えられます。

カラーボックスの内側に、さらに棚を作ることもできます。L字型のレールを取り付け、かごを組み合わせればスライド式の引き出しに。収納力が一段と上がります。

軽量な「すのこ」を組み合わせる

すのこは、ホームセンターや100円ショップで簡単に購入できます。軽量なので扱いやすく、薄いものであればカッターでも切断可能です。そのため大掛かりな工具もいりません。

箱状の収納棚を作る場合、天板・底板・背板・側板・棚板となる計5枚のすのこが必要です。

作り方は、まず作りたい収納棚のサイズにすのこをカット。箱型に組み合わせていきます。このとき、すのこの裏についている下駄部分が内側に来るように、天板・底板・背板・側板をグルーガンやボンドで貼り合わせていきます。棚板を取り付ける際は下駄部分に棚板をひっかけて、ボンドなどでとめたら完成です。

ペンキなどを使ってインテリアに馴染む色やアクセントカラーをほどこしたり、底板にキャスターを付ければ移動型収納になります。

ワイン箱を活用してヴィンテージ感を出す

ワイン箱は、楽天やアマゾンなどの通販サイトで購入可能です。表面の焼印や褪せた色の質感からアンティークの雰囲気を演出できます。

いくつかのワイン箱を積み重ねるだけでも立派な収納棚に。もし安定感がほしい場合は、グルーガンやボンドなどで箱同士を固定しましょう。

サイドテーブルやストッカーなど移動式ワゴンにリメイクすることも可能です。作り方は、まずワイン箱を2つ用意。箱の四隅にL字アングルをつけて、上段と下段の箱同士をつなげます。下段の箱にキャスターをつければ移動できるワゴンになります。

収納棚をオリジナルで作る場合に考えておくべきポイント

既存の販売商品を使って収納棚をDIYする方法をご紹介しましたが、どうしても規格サイズにはなるため、キッチンスペースを隙間なく有効活用したい方やぴったり収まった見た目を重視したい方にとっては物足りなさを感じてしまうかもしれません。

そんな方はオリジナルの棚作りに挑戦してみるのはいかがでしょうか。いちからDIYする際には、しっかりとしたプランを練ることが大切です。ここではDIYをする前に考えておきたいことを紹介します。

1.棚の用途を考える

棚には、皿以外にも調理器具や調味料、お茶など様々なものを収納します。そのなかで、どういったものをどのくらい収納するのか、どのくらいの使用頻度なのかを考えましょう。よく考えずにDIYすると、食器がおさまりきらなかったり、収納しづらかったりとせっかく作ったものの使い勝手が悪く感じてしまいます。

2.設計図をひく

自分の思い描く収納棚を作るためには、設計図も必要です。なぜなら複数の資材が必要となり、資材ごとの寸法も明確にしておく必要があるからです。ラフスケッチでもよいので図面をおこしておきましょう。

3.安全性を考える

収納棚には皿などの割れ物をしまう場合もあります。棚が外れてしまったり、転倒しないよう安全面にも配慮したものを作りましょう。棚の耐荷重にも気を配ります。

DIY初心者におすすめのアイテム「ディアウォール」

ディアウォールとは?

ディアウォールは室内に柱を増設できるアイテムです。柱用木材の上下にディアウォールを取り付け、天井と床に渡すだけで簡単に柱が作れます。ディアウォールの中にはばねが入っており、ばねの力で上下につっぱることで、木材を柱に変化させることができます。これにより家の様々な場所に壁面収納や飾り棚を作れます。

釘やネジを使わなくても柱を取り付けられるので、賃貸でも壁や床、天井に傷をつけることはありません。

ディアウォールを使って棚を作る場合の注意点

ディアウォールを使えばどこにでも柱が作れますが、床が畳やクッションフロアの場合は使用できません。ばねの突っ張る力を利用して柱を固定するため、床が柔らかい場合は転倒の恐れがあります。

ディアウォールの専用棚受けの耐荷重は、棚受け含めて5kgです。耐荷重以上のものは置かないように注意しましょう。

収納棚のDIYで使い勝手のよいキッチンを目指そう

キッチン収納棚は、DIY初心者でもあるものを活用してアレンジすれば簡単に作ることができ、キッチンの使いやすさを高めてくれます。キッチンの寸法に合わせてオリジナルの棚を作りたい人やデッドスペースを有効活用したい人は、事前に考慮したいポイントをおさえつつ、初心者でも扱いやすいディアウォールを使った棚作りをしてみてはいかがでしょうか。ぜひ自分なりの快適なキッチンを作ってみてくださいね。

たのしいキッチンmag

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