【話題のダイエット本、試し読み Vol.14】ちまたに溢れるダイエット本、ゴールはみんな同じですが、そこにたどり着くための方法は本の数だけ存在しています。本連載では、話題のダイエット本のメソッドを編集部がダイジェストでご紹介。ご自分にぴったりのダイエット本を、ぜひ見つけてみてくださいね。
今回ご紹介する本『罪悪感ゼロごはん おいしくて太らない、すごい夜レシピ』(SBクリエイティブ)の著者は、パーソナルトレーナー兼ダイエット飯研究家のじゅんさんです。
じゅんさんは「とりあえずこれ食べとけば痩せるよ」をモットーに、SNSで日々レシピを発信。簡単でヘルシー、かつ食べごたえがあるダイエット飯がおいしすぎると話題を呼び、SNSの総フォロワー数は約35万人に達しています(2022年1月現在)。
「ダイエットをするなら自炊が大事」というのはよく知られていますが、「疲れていてそんな余裕はない」「ダイエット飯では満足できない」「夜食べすぎてしまう」などのお悩みを抱える方がたくさんいます。
本書ではそうしたお悩みに応えるため、じゅんさんがSNSで紹介しているレシピの中から厳選したものを掲載しています。紹介レシピは全品300kcal以下、栄養バランスも整っていますので、レシピ通りに作るだけでおいしいダイエットごはんを食べられますよ。
本書では「毎日のごはんをおいしく食べても太らないこと」を目指すために守るべき心構えやルールを冒頭で紹介しています。
夜ご飯をカロリー控えめに、栄養バランスもよく食べられると、食欲をコントロールしやすくなります。
太らないためにはカロリーコントロールが大切ですが、あまり神経質になると続かないものです。そこで、「朝は600kcal、昼は800kcal、夜は300kcal」の範囲内で調整する、というような、カロリー調整の目安を決めることをすすめています。
PFCとは、「タンパク質(P)」「脂質(F)」「糖質(C)」の頭文字です。 メニューをチョイスする際に、PFCのバランスを参考に選ぶのが大切です。本書では、さまざまなケースにおいてのメニューの選び方を詳しく解説しています。
3つの心構え・ルールを覚えたら、あとは日常の生活にレシピを取り入れるのみです。 どのようなレシピが紹介されているか、少し見てみましょう。
ここからは、ヘルシーな「オートミール」を使った、ガッツリ食べごたえがあるレシピをご紹介します。
サクッと作れるのに、ごちそう感はMAX。忙しくて自炊が面倒になった時でも作りやすい丼メニューです。
カロリー……295kcal
タンパク質……18g
脂質……12.7g
炭水化物……26g
オートミール……30g
卵……1個
玉ねぎ……40g
ロースハム……60g
【A】
無調整豆乳……30ml
鶏ガラ粉末……3g(小さじ1)
しょうゆ……適量
パセリ……適量
1. 玉ねぎは薄くスライスして耐熱容器に入れ、600Wの電子レンジで30秒ほど加熱する。目玉焼きを作る。
2. オートミール、短冊切りにしたロースハム、【A】を加えて混ぜ、電子レンジでさらに3分加熱して混ぜ合わせる。
3. 器に盛って目玉焼きを乗せ、軽くしょうゆをたらす。パセリをちらしたら完成!
カロリーは295kcalと控えめなのに、タンパク質は18gとたっぷり。卵やハムのうまみで、物足りなさを感じずに夕食を楽しむことができるごはんです。 こうしたごはんなら、ダイエット中でも食べることを楽しめそうですね。
本書では、ご紹介したレシピをはじめ「ウマい・ズボラ・低カロリー」の三拍子揃ったレシピが計80品紹介されています。今回ご紹介したようなごはんものレシピのほか、麺やグラタンといったメイン、スープやサラダなどの副菜、食後のデザートまで充実。
どれも作りやすい手順で、疲れた時につい「今夜は自炊しなくていいか…」という気持ちがよぎる時でも、「これくらい簡単なら作っちゃおう!」と思い直すことができそうです。
おいしくてヘルシーなごはんを自分で作れるようになって、気づけば体重が増えていない。この1冊のレシピ本を手にとった先に、そんな未来が待っているかもしれません。
薄着の季節を前に、ダイエットを考えている方はぜひ本書をお手にとってみてください。
(TEXT:菱路子)
大人気ダイエット料理研究家による、おいしくて太らない夜ごはん。
めんどくさい日、クタクタに疲れた日、夜遅い日でも罪悪感なく食べられて、しかもおいしい! 「低カロリー・低糖質」のヘルシーお助けごはんのレシピ集。