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インタビュー

一生ものの武器を手に入れよう!"育ちがいい人"だけが知っている「食べ方」マナー

『「育ちがいい人」だけが知っていること』。今、このドキッとするタイトルの書籍を、多くの方が手に取っています。シリーズ累計62万部突破のこの本の著者である諏内えみさんは、「マナースクール ライビウム」の代表。この春スタートしたフジテレビドラマ『やんごとなき一族』では、ヒロインを始めとする役者さん方に「育ちがいい人の所作」を指導されています。今回は、その諏内さんに家庭でも守りたい「食べ方のマナー」についてのお話を聞きました。

「食べ方」はその人の人生そのものが出る

――諏内さんのマナースクールにマナーを学びに来る方はどんな方が多いですか?

幼稚園や小学校受験を目指してご家族で所作指導を受けられる方、婚活のためにマナーを身につけたいという方、リタイア後の旅行を楽しむためにテーブルマナーを学びたいという方まで、老若男女、年代問わずいろいろな方がいらっしゃいます。

――何歳になっても、マナーを学びたいという方は多いということですね。中高年と言われる年代でもテーブルマナーを学ぶ方がいらっしゃるんですね。

はい、みなさん食べ方に自信がないとおっしゃいます。ご自身の食べ方はもちろんのこと、ご主人などご家族の方のテーブルマナーが気になっているという方は意外と多いんです。なぜなら、食べ方は人生そのものが表れてしまうものだから。人生100年時代と言われている今、マナーを学ぶのに遅すぎるということはないのです。

育ちがいい人は、俯瞰力がある

――男女問わず、「育ちがいい人」とは、どんな人をさしますか?

まずは、俯瞰力(ふかんりょく)がある方です。レストランで食事をする際にも、自身のことだけではなく、周りのお客さまやお店のことまで考えられるというのはとても大事ですよね。

幼少の頃に、しっかりとマナーを学べた方はとてもラッキーです。でも、そんな方ばかりではないですし、中には「自分は育ちが良くないので…」とおっしゃる方もいますが、知識さえ持てれば“育ちの良さ”は、自分で身につけていけます

――「育ちの良さ」を、今から身につけることができるとは驚きです。身につきやすい人の特徴があれば教えてください。

先ほど申しましたように俯瞰的に見ることを意識できる方、そして、素直な方は学んだことをすぐに実践できて、人生が変わるのがとても早いです。逆に「でも……」「だって……」と言ってしまう方は、なかなか変われない方が多い印象です。私がお教えするのは、マナーの形とちょっとしたコツなんです。

知っているだけで差がつく! 食べ方のマナー

――今からでも身につくというのはとても心強いです。食べるときのマナーで最低限気をつけたほうが良いものを教えてください。

1. 音

「食事中に、ズズズーッ、クチャクチャといった音を出すのはもちろんNG。私のマナースクールの生徒さんでも、指摘すると『生まれて初めて言われました』という方がけっこういらっしゃるんです。日本には麺類をすすって食べる文化があります。そのため、食事の時に出る音に鈍感と言われていますが、これは海外ではマナー違反となります。音のことを指摘すると、だいたいの方は意識するのですぐ直ります。食べるときは必ず口を閉じる、ということを意識してみてください」

2. 姿勢

「お家での食事だと、姿勢がどうしても適当になりがち。でも、日頃の慣れは外でのお食事でも出てしまうので要注意です。食べる姿勢というのは、食事を作ってくれた方に対しての敬意と、食べ物に対する感謝を表すものでもあります。そのため、肘をついて食べるというのはとても失礼ですし、見ていて不快に感じるもの。テーブルとの間に握りこぶし2個分を開けて座るときれいな姿勢になります」

3. 食事中のタブー

「最近多いのが、食事中に携帯電話を見る方。本来は、テーブルの上に携帯電話を置いておくこともNGです。結婚のご挨拶の食事などで携帯電話を見ていたら、それだけで印象が悪くなりますよね」

――日本の食事ならではのマナーがあると思うのですが、その中で間違いやすいもの、勘違いしがちなものはありますか?

手皿が上品だと思っている方が意外と多いです。でも、これはマナー違反。手を添えるというのはついやってしまいがちなのですが、取り皿や小皿を使うのが日本食のお作法です。

お箸に関するマナーもいろいろと間違いやすいものがあるのですが、迷い箸や寄せ箸を無意識にしている方が多いので、お箸の使い方は意識してみてください。その他、よく見かけるのが割りばしを割った後にささくれを取るために箸をこすりあわせる動作。見ていて上品ではないですよね。もし、ささくれがあったら手で取ればいいので、箸をこすり合わせるのはやめましょう。