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ローソンユーザーは割引重視、ファミマユーザーは新作好き?コンビニ別ユーザーの買い物志向

山田周平

エンタメ記事や育児コラムなどを書いています。

買ってすぐに美味しい料理を食べることができる市販の惣菜はとても手軽で便利ですし、種類が豊富でさまざまな食品が摂れるというメリットもあるでしょう。スーパーやデパートはもちろん、コンビニ惣菜を普段から利用している人も多いはずです。そんな中、株式会社mitoriz(東京都港区)が消費者購買行動レポートデータサービス「Point of Buy®」の会員3,009人を対象に、「コンビニ惣菜に関するアンケート」を行いました。

コンビニ惣菜は「朝」「昼」の利用率が高い

コンビニ主要3チェーンをメイン利用している方を対象に「惣菜を利用するタイミング」を尋ねたところ、惣菜全般の利用タイミングとして最も多いのは「夕食(72.6%)」、次いで「昼食(43.3%)」と続きました。対してコンビニ惣菜は「朝食」や「昼食」での利用率が高い傾向が見られました。

「リモートワークが減り買って済ますことが増えたから(30代女性)」、「出社が増えて昼食時間が短い時にコンビニおにぎり買っている(50代男性)」といった声もあり、この1年で在宅勤務から出社する機会が増えたことで、コンビニ惣菜の利用が多くなった様子が伺えます。

「この1年で良く購入した惣菜」を比較したところ、惣菜全般は「揚げ物(60.3%)」、「おにぎり(54.9%)」、「サラダ(53.2%)」という結果でした。一方、コンビニ惣菜は「おにぎり(71.1%)」、「サンドイッチ(48.3%)」と続き、次に「揚げ物(42.1%)」となり、主要3チェーンでいずれも同様の傾向となりました。

コンビニ惣菜は「朝」、「昼」の利用率が高いことから、おにぎりやサンドイッチ、麺類などの主食になる惣菜が人気で、もう一品追加するサイドメニューとしてホットスナックの「揚げ物」を購入する機会が多くなるようです。

主要3チェーンで惣菜を選ぶポイントが異なる

「惣菜を選ぶ際のポイント」については、惣菜全般では「普段は自分では料理しないもの(50.8%)」、「割引・タイムサービスされたもの(45.5%)」、「見た目がおいしそうなもの(41.5%)」が重視される結果となりました。対してコンビニは「見た目がおいしそうなもの(36.7%)」、「普段は自分では料理しないもの(35.8%)」、次に「コストパフォーマンスが高いもの(20.5%)」が重視されていて、これは主要3チェーンで同様の傾向が出ています。

また、チェーンごとで比較してみると、セブンイレブンは「栄養バランスが良いもの(15.3%)」、ローソンは「割引・タイムサービスされたもの(20.8%)」、ファミリーマートは「新しく発売されたもの(14.1%)」が、それぞれほかの2チェーンよりも重視されていることがわかりました。

コンビニチェーンごとで惣菜を選ぶポイントが変わってくるというのは、意外で面白い発見なのではないでしょうか。今回のデータを参考に、いつもとは違った視点でコンビニ惣菜を選んでみるのもいいかもしれませんよ。

(TEXT:山田周平)

執筆者情報

山田周平

ライター。さまざまなWEBサイトでエンタメ記事や育児コラムなどを書いています。著書に『ひとのパパ見て わがパパ直せ』。
Instagramアカウント:@damepapa31

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