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コラム

手作りの「冷凍おかず」お弁当に使うときの注意点って?管理栄養士が解説!

永吉みねこ

フリーランス管理栄養士。2000以上のレシピを開発。

意外と知らない栄養や料理の疑問を管理栄養士が解説するシリーズ。今回はお弁当に便利な自家製の冷凍食品について解説します。意外と知らない注意点をチェックしましょう。

自家製冷凍惣菜、お弁当に入れる時の注意点は?

お弁当に便利な自家製の冷凍惣菜。そのままお弁当に入れているけど、特に気をつけることはないのでしょうか?そこで、お弁当に自家製の冷凍惣菜を入れる際の注意点を解説します。

自家製冷凍惣菜を調理する時のポイント3つ

しっかり加熱をする

冷たい状態を保つことができる自家製冷凍惣菜ですが、加熱をしっかりしないと解凍した時に菌が繁殖してしまい、食中毒の原因となってしまうこともあります。お弁当に入れる他のおかずと同様、しっかりと火を入れることを意識しましょう。

煮物や炒め物がおすすめ

煮物や炒め物は解凍しても比較的水分が出にくいので自家製の冷凍惣菜にむいています。きんぴらごぼう、ひじきの煮物、かぼちゃの煮物などは味付けも濃く、お弁当にぴったりなおかずと言うことができます。

反対に和え物や、炒め物であっても白菜やキャベツなどの水分の多い素材を使ったおかずは、解凍する時に水分が出てしまうので冷凍にはあまりむいていません。

急速に冷ましてから冷凍する

温かい惣菜をそのまま冷凍してしまうと、冷凍庫に入っている他の食材が溶けてしまうことがあります。また、温かい温度帯は菌が繁殖しやすいので、出来上がったおかずはなるべく平たく広げ、保冷剤などを使って急速に冷ますようにしましょう。

解凍する時の注意ポイント2つ

他のおかずも冷ましてから詰める

冷凍したまま入れる惣菜があるからといって他のおかずを温かいまま入れるのは厳禁です。温かい温度帯は菌が繁殖しやすいだけでなく、湯気が水滴となり、菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。

冷凍惣菜が保冷剤替わりになるからといって安心せず、しっかりと冷ましてからお弁当箱に詰めるようにしましょう。

別で保冷剤をつけると安心

自家製の冷凍惣菜の量にもよりますが、お弁当全体の温度を保つには量が少なすぎる場合もあります。別で保冷剤を入れて温度管理をするとより安心です。

対策をしてお弁当を安心して楽しもう!

自家製の冷凍惣菜はお弁当に便利ですが、美味しく安全に楽しむためには注意点があります。ご紹介したポイントをぜひチェックしてみてくださいね。

執筆者情報

永吉みねこ

フリーランス管理栄養士。献立・レシピ・栄養バランスが即キマる! 即決バランスクッキングスクール代表。「忙しくてもちゃんと簡単に自炊」をサポートするコンテンツ・レシピを提供。延べレシピ開発数は2,000以上。

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