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コラム

「見せる収納」の極意!お掃除や気をつけるポイントをアンバサダー・Keiboubouさんに聞きました

【全部見せます!アンバサダーのキッチン片づけ術vol.3】 すっきり片づいた、お友だちの家のステキなキッチン。収納スペースの中が気になっても、さすがに「見せて」とは言いづらいから……。そこでお料理上手なクックパッドアンバサダー宅のキッチンをバーチャル訪問し、隅から隅までじっくり拝見! 収納の工夫やキッチンへのこだわりを教えてもらいました。

今回バーチャル訪問するのは、50代以上に向けて、新たな「シニアごはん」を提案しているクックパッドアンバサダーKeiboubouさんのキッチンです。従来のいわゆる「シニアごはん」と呼ばれるものに新しい風を吹き込むKeiboubouさん。 その料理は簡単に作れるけれど、どこか洗練されていて、作るのも食べるのも楽しめるものばかりです。

Keiboubouさんおすすめのレシピ

そんなKeiboubouさんのキッチンは、見た目の美しさだけでなく使い勝手も抜群!料理教室も開催しており、大人数で使うことも多いのだとか。

大工さんに作ってもらった作業台

日本では一般的といわれる「壁付けキッチン」かと思いきや、よく見るとキッチンとダイニングの間にテーブルではなく作業台が!こちらはKeiboubouさんのこだわりのひとつで、お知り合いの大工さんの手作りなのだそう。

広々とした作業台は料理教室のときにも大活躍。台を囲んで生徒さんと談笑しながら楽しく作業ができ、空いた空間を効率よく活用されています。台の下には重さのある土鍋なども収納できるほか、キャスターがついているので移動も掃除も楽そう。

木製ベンチを棚にして「見せる収納」に!

Keiboubouさんのこだわりはほかにも!調理道具などよく使うものは“見せる収納”にして、使い勝手を優先しているというKeiboubouさん。

壁側に見える蒸し器や瓶などが置いてある台は木製のベンチを棚として活用しています。壁にかけている絵とのバランスもよく、おしゃれ感アップ。とはいえ、見せる収納はお掃除が大変そうだったり、雑多な印象になったりしそうで、ハードルが高いイメージが。

Keiboubouさん:「オープンな収納はほこりや汚れがすぐにわかるので、気づいた時にさっと掃除すればキレイな状態をキープしやすいですよ。私はモップとマイクロファイバーぞうきんでさっと手入れしています。並べるものは色に統一感を持たせ、色が合わない場合は手ぬぐいや端切れを使ってカバーしています。」

さらに、2つある食器棚でも“見せる収納”を心がけているといいます。家族や生徒さんの目につく食器棚には季節感を感じる器や花を飾るようにし、普段よく使うメイン系の器はもう1つの食器棚にしまっているそうです。

Keiboubouさん:「見せる収納ではテーマや物語があると、統一感が生まれます。例えばこの夏は"涼しさ"をテーマに青や藍、ガラスでまとめていました。ただまとめるだけでなく、花の額や皿の絵を草木に見立て、そこで小鳥の箸置きや猫の置物が出会った…というようなストーリーをふくらませながら置くと、かわいらしい雰囲気にまとまります。考えている時間も楽しいんですよね。」

使わない食器は隠すのではなく、このように惜しみなくインテリアとして利用するのもありですね!

使う食器はきちんと整理して別の食器棚に。食器はひとつのところにまとめるのではなく、分けて収納することで効率よく食器の出し入れができます。

Keiboubouさん:「我が家のキッチンのテーマは“シンプルで無駄を少なく”です。 料理会を開くことも多くて物が増えやすいのですが、調理器具も食器もなるべく長く大切に使い、選ぶときには丈夫で汎用性の高いものを選びたいと思っています。」

「隠すところは隠し、見せるところは見せる」というメリハリある収納でキッチン全体がすっきりした印象に。キャスターがついた作業台や収納も腰掛けにもなるベンチなど、機能面も意識したキッチンになっていて、参考にしたいポイントがたくさんありました。

ご自宅のキッチンを紹介してくださったKeiboubouさん、ご協力ありがとうございました!

Keiboubou さんプロフィール

料理教室「SEASIDE TABLE」を主宰。
活動する中で、同世代・年上の方達の食事が、子どもの独立などを機に、おざなりになっている状況に気がつく。年齢を重ねても自分がきちんと楽しめる食事をしてほしいという想いから、「簡単なのに気分が上がる」新たなシニアごはんを提案。

Instagram:@keibo007
Blog:海辺の生活。

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