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コラム

【新サイト・本日始動!】松浦弥太郎が考える「くらし」と「きほん」とは?

料理を上手に作れると、自分に自信が持てる

— では落ち込んだり、イライラしたりというネガティブな感情をもったときはどうしていますか?もしかして、そんな感情をもったりはしない?(笑)
「(笑)。いやあ、もちろん落ち込んだり、イライラしたりしたりすることはあります。そんなときのために、手を洗ってみたり、うがいをしてみたり、とちょっとした気持ちを切り替える、自分なりの方法は持つようにしていますね。さらにそんな切り替え法を、いつでも探しているし、見つけたらすぐに試してみたりしています」

— 手を洗う。確かに水に流されていく感じが心をすっきり浄化させてくれる気がします
「そして、僕は料理をしますね。料理って、もやもやしたときに気持ちを切り替える手段の1つ。思うままにいかないことが続いて自信をなくしたときは、得意料理のだし巻き卵を作ります。すると「自分は、こんなに美味しいものが作れるんだ」って思えて、それが自信につながるんです(笑)。誰かに食べてもらって「おいしい」って言われると、さらにうれしい気持ちになって元気が出るしね。そんな風に、やらなければならないことの料理も視点を変えれば楽しくなる。そうやって料理って楽しいな、くらしってすてきだなと感じてもらえればうれしいです」

▼松浦弥太郎さんの「だし巻き卵」のレシピはこちら

取材・文:クックパッド編集部 撮影(松浦さん):木村拓

松浦 弥太郎(まつうら やたろう)
1965年東京生まれ。渡米後、アメリカの書店文化に触れ、日本におけるセレクト書店の先駆けとして『COWBOOKS』を立ち上げる。多方面のメディアにてエッセイストとして活躍。2006年から15年3月まで、約9年間『暮しの手帖』の編集長を務める。2015年4月よりクックパッド株式会社入社。新聞、雑誌の連載の他、著書多数。

『くらしのきほん』

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