3月24日のNHKの情報番組「あさイチ」の特集は、都会の中で感じることができる小さな春。今回舞台に選ばれたのは、「東京」でした。台東区の桜色のスカーフ、江戸切子の技術を使いながら、下書きなしでガラスの容器に繊細な春らしい絵を掘り上げる“花切子”など、小さな春がいっぱいの今回の特集でしたが、やはり一番春らしさを感じさせるのは食材。さてどんなものが紹介されたのか?これからリポートします。
もうすぐ4月。TVでも春に関する特集が増えていますね。一番気になるのは桜の開花情報ですが、春に旬を迎える食材の話題もたくさんあってワクワク♪3月24日のNHKの情報番組「あさイチ」でも、「東京の春」を感じさせる食材を紹介していましたよ。
春探しのリポーターとして登場した杉浦太陽さんが訪れたのは、東京都新宿区にある早稲田(早稲田大学の所在地としても有名ですよね)。ここで杉浦さんがチャレンジしたのは、なんと自生しているみょうが探し。
実は早稲田は江戸時代、みょうがが自生したというからビックリ。「鎌倉の波(かつお)に早稲田の付け合せ(みょうが)」という川柳があるほど、有名なみょうがの生産地だったのだとか。みょうが自体は夏から秋に旬を迎えますが、今ご紹介した川柳からもわかるように、春に芽を出すみょうがの新芽を、かつおと合わせて食べたのではないかという説も。クックパッドにも早稲田みょうがのレシピがないか?探してみたところ、残念ながら早稲田みょうがはなかったものの、みょうがの新芽を使ったレシピはいろいろと。
次に杉浦さんが訪れたのは、なぜか東京にある居酒屋。
こちらで紹介されたのが、ハルトビこと「トビウオ」。店主の浅沼さんは東京伊豆諸島の三宅島の出身。三宅島ではその年、一番最初に獲れたハルトビを、島の住民に配るという風習があるのだとか。
味はどうなのか?も気になるところ。東京の春の味わいということで、浅沼さんのお店のメニューでもある「ハルトビのだんご汁」を試食したスタジオのいのっちや有働アナ、ゲストの藤本美貴さん、杉浦太陽さんによれば「スッキリしている、口の中でふわって飛ぶ感じ」とかなり美味しそう!
トビウオなんて珍しい魚も、実は食べられると知ってビックリした方もいらっしゃると思いますが、クックパッドにもトビウオを使ったレシピがたくさんありましたよ。どんなレシピか?早速チェックしてみて。
今週からグングン気温が上昇して、今まで以上に春らしくなるという天気予報も!春を告げる食材で、春気分を舌で味わうのもステキですね。ぜひお試しを。(TEXT: 黒沢るか/ライツ)