漢方・薬膳の総合ポータルサイト「漢方デスク」が、漢方医学の考え方に基づいて、食事やライフスタイル、漢方薬について提案します。
寒い時期にはお鍋が食べたくなりますよね。秋から冬にかけてこれからの時期におすすめな食材を使用したお鍋を薬膳の観点からご紹介します。
薬膳の代表的な鍋といえばサムゲタン!
サムゲタンは、内蔵を取った鶏のお腹の中に、もち米、にんにく、高麗人蔘、なつめ、松の実などを詰めて長時間煮たものです。
一羽まるごと、煮だしたスープに入れて提供される料理です。
もち米、鶏肉、にんにくなどの気(エネルギー)を補う食材がスタミナを付けてくれます 。もち米は身体を温める作用があるため、もち米を使用するとより温め効果が高まります。
また、なつめは、漢方薬では「大棗(たいそう)」と言って、滋養強壮作用があります。日本では乾燥品として手に入るので、鍋料理に加えると取り入れやすいですね。
えびは身体を温め、アンチエイジング効果もある食材です。冷えは老化を進める原因にもなります。
えびの殻に栄養素が豊富に含まれるため、殻ごと煮る鍋料理は栄養素もしっかり摂れるのでおすすめです♪
にら、やまいもは冬におすすめの食材です。にらは血行を良くし、風邪予防におすすめの食材です。
やまいもは滋養強壮効果があり、漢方薬では「山薬(さんやく)」と呼ばれ使用されています。
寒い季節におすすめの食材を積極的に摂って、体調を整えましょう。
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