1,000円のクレープと聞いて、何を思うだろうか。まず最初に思うことといえば、値段が高い。もしくは1,000円を払う価値があるほど美味しいのか…?と思う人もいるだろう。 だが、今回紹介するクレープの美味しさにはその価値がある!と断言したい。
場所は青山の外苑前。外苑西通りの長い通りを歩いていると、途中で黒い高級そうな包み紙に包まれたクレープを持った人とすれ違った。それから歩くこと数分…。いかにもパリの街並みの一角を思わせる雰囲気を漂わせる店があった。ここが今回紹介したいパーラだ。
メニューを見てみると、どれも1,000円以上の商品ばかり。クレープの具材はどれも手作りにこだわっているのが特徴だそう。以下の5つがおすすめとのこと。
・スパイスとオランジェット
・バラと木いちご
・イチジクとブルーチーズ
・ピスタチオマスカルポーネ グリオット バニラ蜂蜜
・マロングラッセ ラムレーズン 塩クルミ(2月までの期間限定)
その中から気になった、人気のメニューバラと木いちごをチョイスしてみた。
くるくると巻かれた生地の上には木いちごとライチ、ホワイトチョコレートにベリーとバラのソースがかかっていた。まるでバラの上にキラキラと輝く宝石のよう。
大きさは原宿で買えるようなクレープよりもひと周り小さめ。木いちごの程よい甘酸っぱさとライチのすっきりとした甘みに、ソースによってバラの香りが口の中に広がる。生クリームのフワフワした食感とホワイトチョコレートのサクサク感もたまらない。 もちもちとした食感の生地にはナッツとラムが練り込まれていて、こだわりがたっぷりのクレープだ。ひとつひとつの具材の味を引き立てあうように計算されているように感じる。
クレープの半分を食べていくと生地の中からクレームブリュレが現れた。このクレームブリュレも手作り。程よい甘さで、食べていても飽きない美味しさだ。 あまりにクレープに夢中になりすぎて、クレームブリュレの部分の写真を撮り忘れてしまった…。
今回は梅リキュールも一緒に注文してみた。ふた口目にクレープを食べたあとにはこのリキュールを少し口に含んでみると…。クレープの味がリキュールによって引き立てられ、味がさらに濃厚さを増す。私は人生で初めて梅リキュールを飲んだのだが、撮った写真を見返す度にこの梅リキュールの味を思い出す。そのくらい印象深い濃厚さ。
「Eat Sweets, &Work Harder!(甘いものを食べて、仕事をしよう!)」というのがパーラのコンセプト。女性だけでなく、働く男性のお客さんも多いそう。仕事で疲れたら休憩にこのクレープを食べてみるといいだろう。きっと午後の仕事も頑張れるはず。
大きな仕事を終えた後や、長時間の仕事を頑張った自分へのご褒美として、家族には内緒でショット&クレープを愉しんでみてはどうだろうか。大好きなお酒と高級クレープを食べて、口の中に広がる後味に浸りながら家路につくのもたまには悪くないだろう。
「美味しいクレープを作りたい!」というオーナーの願いが込められたこだわり満点のこのクレープをぜひ食べてもらいたい。きっと1,000円台でこの美味しさのクレープが食べられるなら、むしろ安く感じるはず。
住所:東京都渋谷区神宮前2-10-1
営業時間:12:00〜22:00
食べることとダンスが大好き。美味しいニュースを発信します!