医師やカウンセラーなどに直接相談できるQ&Aサービスや、専門家執筆・監修コラムを提供しているDoctors Meの連載コラム。今回は、ダイエット中の朝食についてDoctors Meの医師に解説してもらいました。
巷では1日1食ダイエットや、はたまた、3食しっかり食べた方が痩せる…など、さまざまなダイエット情報が流れています。実際のところ、どうなのでしょうか?医師に聞いてみました。
もしあなたが、昔から朝食を食べない習慣をもっており、昼食まで空腹を感じない、もしくは昼食に “ドカ食い”をしないのであれば、無理に朝食をとる必要はないでしょう。但し、朝起きてコップ1杯の水分補給は行いましょう。睡眠中は、知らない間に汗などで体内の水分が失われているためです。
ただ、朝は食欲がない…という場合、食生活が不規則になっていることが考えられます。例えば、前日の夕食が多すぎたり、夜食を食べてしまったり、という場合は、朝まで胃がもたれ空腹感が得られないことがあります。
いっぽう、日常的に朝食をとる習慣がある人は、食事サイクルが整っており、代謝が良好でスリムな体型を長く維持している人が多い傾向にあります。
そもそも朝食の役割は、午前中のパフォーマンスを上げるエネルギー補給の働きをもちます。そのため、きちんと朝食をとっておくことで、仕事の効率も高くなります。また、朝食がエネルギー源となり、午前中の活動量が増える傾向にあり、日常生活の消費カロリー増加にも繋がります。
その他にも、昼食を過度に食べ過ぎる事がなくなるので、1日を通して安定した血糖値を維持する事ができるため、たとえ毎日のトータル摂取カロリーが同じでも、朝食抜きの人と、朝食をとる人を比べた場合、後者のほうが、脂肪のつきにくい体型を長期間維持できるわけです。
最後に、今までは朝食を摂っていたのに、ダイエットのために朝食を抜いている人の場合についてです。 これは、あまりおすすめしません。理論上は、朝食を抜いた分の摂取カロリーを減らせますが、その反動で昼食や夕食を食べすぎてしまう傾向にあります。また、活動の多い午前中から日中にかけてエネルギー不足となり、逆に代謝が低下してしまい太りやすい体質に変わってしまうので、リバウンドの原因になることも。
Doctors Meによる記事配信は2016年3月31日をもって終了いたしました。ご愛読ありがとうございました。
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