管理栄養士の個別指導による「正しく食べてやせるダイエット」がテーマのクックパッド ダイエットラボの管理栄養士が、低カロリー食品に置き換えるダイエットの注意点について解説します。
主食やおやつをカロリーの低い食べ物に置き換えて1日の総摂取エネルギーを減らす方法はダイエットの定番ですね。「お腹いっぱい食べてOK」という言葉もダイエット中の方には魅力的な言葉ですが、実際は思っていた効果が期待できなかったという声も…。低カロリー食品に置き換えるダイエットが続かない理由を、管理栄養士が解説します!
油のカロリーは1g当たり約9kcal。対して、たんぱく質や炭水化物が1g当たり約4kcalなので“2倍以上”のカロリーがあることになります。脂質が多く含まれていれば高カロリーとなるので、低カロリー食品というのは基本的には“脂肪分が少ない食品”であることが多いです。
三大栄養素で消化にかかる時間は、炭水化物<たんぱく質<脂質の順。脂肪分が多く含まれている食品は消化に時間がかかります。逆に、脂肪分が少ない食品は、消化が早く、すぐにお腹が空いてしまうというわけ。つまり、低脂肪の食品ばかりを食べていると、腹持ちが悪く、ついつい間食が増えてしまうのです。
そう、体重が落ちにくい原因はここにあったのです。 間食にちょっとだからとお菓子やスナックを食べてしまう。食事に比べればおやつのカロリーは低いのですが、糖質や脂質が中心になるため栄養バランスを崩し、痩せにくくなる原因に。また、常に空腹感を感じるので、ダイエットが続かなかったり、反動でドカ食いしてしまうなど、ダイエットを挫折する一因にもなります。
カロリーゼロのダイエットシュガーの場合、食べても血糖値が上がりません。血糖値が上がらないということは脳に満腹のサインが送られないということ。舌で甘さは感じていても、脳が満足するわけではありません。満足しないから、もうちょっと、もうちょっとと、とまらなくなる可能性があるのです。
人間の味覚は、甘さを美味しいと判断しますが、甘みに慣れて依存してしまわないよう、ダイエット甘味料の使用を減らすことも大切です。
低カロリー食品は食べ過ぎた後の調整には有効ですが、健康なカラダを保つちながらダイエットを継続するには、低カロリー食品だけ頼るのでなく、栄養バランスを考えた食事を摂ることが重要となります。
主食、主菜、副菜の揃った献立をよく噛んで味わって食べ、素材のおいしさを味わうためにも味つけは薄味を心がけましょう。薄味にして塩分を減らすことでむくみを予防し、主食の食べ過ぎも防げます。楽しく正しく食べて、健康的なダイエットを目指しましょう。
「正しく食べてやせる」を理念に、ダイエット指導経験豊富な管理栄養士の資格を持ったトレーナーが、食事改善によるパーソナルダイエットサポートを提供。(都内2店舗)。あなたの太る理由を徹底解析します。
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