今日11月7日は、日本ソース工業会が制定した『ソースの日』です。今日になった由来は、日本に最初に伝来した「ウスターソース」のエネルギー量が“117kcal(100g当たり)”だったからなのだそうです。ウスターソースの紀元は19世紀の初め、イギリスのウスター市内に住む主婦が余った野菜や果物の余りに香辛料をふりかけて壺に入れ、腐らないよう塩や酢を加えて保存したところ、熟成してウスターソースになったと言われています。
目玉焼や揚げ物にかけるなど、小さい頃から身近で親しみのあるウスターソースですが、実はかなりの深みのあるソースなんです。ソースの濃く深い味わいはトマト、たまねぎ、にんじん、にんにく、セロリ、りんご、プルーン、デーツなどの野菜や果物から。
他にもとうがらしをはじめとする辛みスパイス、セージなどの臭み消しのスパイス、クローブやクミンなどの香りつけのスパイスなど10種類以上の香辛料が入っています。香辛料の絶妙なブレンドによって香りや風味が増すだけでなく、食欲を増進させたり、消化を助けたり、肉や魚の臭みを消すなどの特性があり、料理におけるソースの役目を広げています。
ソースの使い道といえば、「とんかつやコロッケなどの揚げ物にかける」「付け合せのキャベツにかける」といった“かける系”と、お好み焼きや焼きそばの味付けに使う“焼く系”が王道ですよね。
でもソースは、煮物の味付けに使っても結構イケるって知ってますか?一般的には醤油や味噌で煮るこんなモノも、ソースで煮ると意外な美味しさが楽しめますよ。
『ソースの日』を制定した日本ソース工業会のホームページには、「ソースアップルパイ」や「ソースクッキー」といったスイーツレシピも掲載されています。ソースの使い道、まだまだ追求していけそうです。(TEXT:大河原裕美)
参照サイト
・一般社団法人日本ソース工業会ホームページ