cookpad news
コラム

母のお弁当おかずの定番!秋の味覚たっぷり「鮭とキノコのバター蒸し焼き」【高柳明音の懐かしレシピ vol.5】

2019年10月にSKE48卒業を発表した高柳明音さん。子どもの頃から料理が好きで、「SKE48メンバーの中で一番の料理上手」と評判だった高柳さんには、忘れられない料理の記憶がたくさんあるそう。おいしくて懐かしいレシピたちを、高柳さんの思い出エピソードとともにお送りします♪

私が1回も「学食」に行かなかった理由

みなさんは子どもの頃の思い出といったら何でしょうか? 私の小さい頃の思い出といえば「お弁当」です。

幼稚園や、小学校の頃、ピクニックや遠足、校外学習、運動会の時に母が作ってくれる「お弁当」が好きでした。中学、高校生になったら、毎日お弁当持参になって、好きなおかずが入っていると嬉しくなりました。
給食はおいしいし、バランスもいいし、温かくて好きだったけど、冷めてもおいしいお弁当はなぜか特別な気がして。

特に、幼稚園と小学校時代、お弁当の時間が楽しみで、その時間が近づくとワクワクしたのを覚えています。お弁当には私の好きなキャラクターのおかずが入っていたから。いわゆる、デコ弁です。「食べるのがもったいないねー」と周りに言われる中、わりと躊躇なく食べるのが好きでした。

それが中学、高校になると毎日お弁当持参になりました。学食もあったけどなぜか苦手だったのです。
味の問題ではなく、食券を毎月初めに買って食堂に取りに行って…というのが面倒だったこと。友達も基本お弁当だったし、1人でいろんな学年の集まる食堂に行って、その中で食べたりするのが苦痛でしかなかったのです。そういう人間なのだから仕方がない。

だけど今、過去の自分になって、学生時代を過ごせるなら学食は食べてみたいなと思います。当時は1人でいるのが怖かったけど、今は全然平気だから、あの頃とは違います。だけど、やっぱりお弁当を選んでしまう……気がするかも。お昼の時間が苦痛になると、おいしいものもおいしく食べられなくなります。それだと悲しいから。

それと、毎日お弁当を作ってくれた母の気持ちを考えると大変だったと思います。私に子どもができたら、いくら料理好きな私でも毎朝早起きして、お弁当を作るのは大変だし、「学食で食べてくれよー」と思います絶対(笑)。

好きだったお弁当おかずはこれ!

話は戻り、高校生になってお弁当生活が始まると、毎日定番で入るおかずと日替わりのおかずがありました。好きだったおかずの一つが「鮭とキノコのバター蒸し焼き」。白米がススムススム。

玉ねぎとにんじんの上に、鮭とキノコがのっているんです。野菜、鮭、キノコがバターの香りに包まれて絶妙なバランスです。冷めてもおいしい、大好きなおかずでした。

今はお弁当を作ってもらう機会は滅多になくなってしまったけど、定番の夜ご飯のおかずとしてテーブルに出てきた時は、いつも学生時代のお弁当を思い出します。

高柳明音(たかやなぎ あかね)

AKB48の姉妹グループとして、名古屋・栄を中心に活動する秋元康プロデュースグループSKE48の一員。2019年10月にグループ卒業を発表した。小学生から始めた料理が趣味で、SKE48メンバーの中で一番の料理上手と評判。得意料理は麻婆豆腐、スープカレー、茶碗蒸し、炒飯、酢豚。

編集部おすすめ
クックパッドの本