【Twitterでバズったごはん Vol.36】市販品などを上手に使い、ササッと作れておいしいレシピが日々投稿されているTwitter。その中から、とくに話題を集めたレシピや便利な料理の知恵を、編集部がピックアップしてお届けします。
Twitterでバズった料理に関するツイートに注目し、多くの人の心を鷲掴みにしたヒミツを解き明かしていく連載をお届けします。第36回目に注目したのは「かくたこ」です。
漫画家の新國みなみさんがたこ焼きを卵焼き器で作る「かくたこ」のレシピをツイートしたところ、36.3万人いいね(2021年10月11日現在)がつくほど話題になりました。作り方はとっても簡単!
1.小麦粉、顆粒だし、水、卵を混ぜ合わせて生地を作る
2.生地を熱した卵焼き器に流し入れる
3.だいたい7割ほど火が通ったら、手前に小さく切ったたこを入れる
4.思い切って奥から手前に折りたたむ!
5.何度かひっくり返して、中まで火が通れば完成
では、ツイート主の新國みなみさんに、お話を伺ってみましょう!
卵焼き器でつくるたこ焼きが早くて美味くてたこがいっぱいで幸せしかないので…ぜひ… pic.twitter.com/Q4ihi5qV0H
— 新國みなみ (@nikkuni373) September 9, 2021
−−今回の「かくたこ」は、どのように思いついたのでしょうか?
新國みなみさん:かくたこはすでにたこ焼き粉の袋の裏や、各料理サイトなどに掲載されているレシピで、何度か試した中で配合や失敗しやすいポイントを修正して、作りやすい今の形になりました。
−−おいしく作るためのコツはありますか?
新國みなみさん:失敗を防ぐコツは5つあります。卵焼き器がテフロン加工であっても、焼く前に熱して油をしっかり塗り込むこと。生地に完全に火が通る前に二つ折りにして、焼き過ぎを防ぐこと。ひっくり返すときに箸ではなくフライ返し等を使うこと。レシピ通りの分量をしっかり守ることと、生地に加えるネギや揚げ玉や小エビを入れすぎないことも大事です。そのほうが生地のとろとろ感が楽しめると思います。
−−熱々のできたてを食べてみたくなります! 普通のたこ焼きと比べて、味わいはいかがでしたか?
新國みなみさんさん:生地はふわとろ系で、たこがゴロゴロ入っているところが、普通のたこ焼きより好きです。一気に8個分くらいできると思うと、お得な気持ちにもなります。具材の調節が容易なので、自分好みの味を追求する楽しみもあります。
−−豪快に作れるうえにボリュームもあるので、お子さんも喜びそうです。オススメのアレンジ方法はありますか?
新國みなみさん:チーズを入れるアレンジをしている人がけっこういて、確かに間違いないおいしさだと思います。細かく刻んだキムチを追加するのもオススメです。
−−最後に、今回バズったことで、どのような反響がございましたか?
新國みなみさん:木曜日の夜に投稿したので、レシピを読んで翌日の仕事帰りに材料を買ってきて、土日に作るという人が続出しました。みなさんの休日のちょっとした楽しみになったようで嬉しいです。本職のたこ焼き屋さんが「こういうのもありだね」と言っていたのも嬉しかったですね。私のTwitterのプロフィールを見て漫画を読んでくれた人も1万人ほどいたようでありがたかったです。
みんなが大好きなたこ焼きを、時短で豪快に作れる「かくたこ」。いつもと違った旨みたっぷりのおいしさに、みんなも爽快な笑顔を見せてくれるはず。ぜひツイート先を参考にして、熱々の幸せに包まれながら、新國みなみさんの漫画の世界に酔いしれてみませんか?
(TEXT:八幡啓司)
新國みなみさん
漫画家。オリジナルの漫画の制作や、Tシャツなどグッズの企画販売など、多岐に渡って活動中。現在は天使と悪魔のブラックコメディ『AandD』の制作に集中している。
>> Twitter
>> 『AandD』の本など
>> 『AandD』のグッズ
>> 『AandD』の無料まとめ読み