cookpad news
インタビュー

今日から早速試したい!食材をおいしく使い切る達人たちの裏ワザ3選

「家庭から出る食料廃棄を楽しく解消する」をテーマに開催している、食材使い切り料理動画コンテスト『クリエイティブクッキングバトル(以下、CCB)』。

2018年からスタートし、これまで実にのべ1000人以上の方が参加しているこのコンテストでは、家庭で残っていた食材を持ち寄り、チームで料理して、そのおいしさや見た目はもちろん、アイデアとゴミの量の少なさを競います。

昨年に引き続き、今年もオンライン開催されたCCBの入賞者たちが2021年10月に発表されました。そこで、アイデア満載の使い切りワザを駆使しておいしい料理を作り上げ、上位3位に輝いたツワモノたちの驚きの着眼点と料理テクニックをダイジェストでご紹介!

今まで捨てていたところまでおいしくいただけるワザを、あなたもマスターしてみませんか?

キャベツの芯を、つけ麺に必須の〇〇に!

第3位に入賞した「しょくいく!」さんは、鯖缶を使ったつけ麺をご提案! 生ゴミを極力出さないよう、つけ麺の具材として使ったキャベツの使い切りに着目。なんと芯をメンマに変身させるというテクニックを披露してくれました。

“食育をもっと手軽に” をテーマに、パパ・とんちゃんと娘・ゆいちゃん(7才)がタッグを組んだチーム「しょくいく!」さん。楽しい親子クッキングの様子にも心が和みます。

「鯖缶で作るつけ麺は自信作! 簡単なので、一度作ってみてください!保存食のレパートリーが増えると、いざと言う時の安心感や楽しみにもつながります」(パパ・とんちゃん) 

日本だけでも食品ロスは年間600万t以上。そのうち約半分が家庭から出ていると言われます。

「今まで当たり前に捨ててきた野菜の皮も、実は栄養が詰まっています。私自身は、今まで捨てていた食材のいろんな箇所を勉強し、次の調理につなげています」と語るパパ・とんちゃんさん。

とはいえ、各家庭で食材ごとの特徴を勉強するのは大変だろうとの思いから、調べた知識はわかりやすくInstagramで発信していきたいと考えているのだそう。パパ・とんちゃんさんのInstagramもぜひ覗いてみてくださいね。

皮やワタや種も活用!オシャレなワンプレート料理が完成

第2位に入賞した「Kaho」さんは、オシャレなワンプレート料理を仕上げてくれました。にも関わらず、なんと出た生ゴミは15gだけ!


CCB開催時の8月の旬食材・梨を丸ごと使い、半分はすりおろしてチキンのソースに、もう半分はサラダに活用。ピーマン、パプリカの種やわたの部分も細かく刻んでご飯に混ぜ込み、スパイシーなジャンバラヤを完成させています。

「梨の皮はじゃりじゃりとした食感のため、捨ててしまう人が多いのではないでしょうか。しかし、梨の皮にはポリフェノールが含まれていて、アンチエイジングに効果があると言われています。梨に限らず、多くの野菜やフルーツの皮には、果肉に勝る豊富な栄養素が凝縮されているんですよ。ピーマン等のワタや種も同様に、捨ててしまうにはもったいない豊富な栄養が含まれています。ぜひ、食材は余すことなく、食材のおいしさ、栄養を最大限に楽しんでもらいたいです!」(Kahoさん)

普段から、買ってきた食材は痛まないうちに調理して作りおきしたり、使いやすい大きさにカットして冷凍したりしているというKahoさん。

「常備菜として作りおきすると、飽きてしまうのではないかと思われがちですが、アレンジする楽しさもあります。例えば、少量ずつ余ってしまった野菜をピクルスにしたら、次の日は卵と炒めてみたり、お味噌汁の具材にしてみたら予想外においしかったり……献立がふくらんでいくワクワクも含めて、料理を楽しんでもらいたいですね」(Kahoさん)

Kahoさんのアイデア満載の日々のお料理はInstagramでもチェックできます。彩り豊かでおいしそうなお料理の写真は、見ているだけでもワクワクしますよ。

魚の骨までおいしくいただく“一石三鳥”のプロのワザ

堂々第1位に輝いた「ぺっこぺっこ」さんは、沖縄在住のプロの料理人。地元食材をふんだんに使い、プロならではのクリエイティビティーで魚を丸ごとおいしくいただくテクニックを伝授してくれました!


魚の骨を粉末にしたり、ソテーして旨味が溶け込んでいる油を再利用するなど、今回は“生ゴミを出さない工夫がおいしさに直結する”ことを意識して料理に取り組んだという「ぺっこぺっこ」さん。

「動画の中の魚のあらをオーブンで焼いて、ミキサーにかけ、ふりかけにした部分はグルクンに限らず、アジやイワシ、サンマくらいの大きさの魚なら応用できますので、ぜひやってみてください! ゴミも減らせて、旨味や栄養も逃さず、魚料理の時にありがちな『燃えるゴミの日までゴミ置き場臭いな問題』も解決の一石三鳥ですよ!」(ぺっこぺっこさん)

また、日々のお料理の中で取り入れている、食材を無駄なく使っておいしくするコツは「この料理にはこの野菜と決めない」ことだそう。

「カレーライスには人参、玉ねぎ、じゃがいもでなきゃダメ!なんて決めなければ、食材の使い道に困ることなく使い切れるはず。肉や魚と一緒に鍋に入れれば、だいたいのものはおいしくなります!」(ぺっこぺっこさん)

そして、「食事は作る人だけのものじゃない!」という考え方も大切だと語ります。

「ここまで料理人の目線からお話しさせていただきましたが、普段我が家では奥さんが食事を作ってくれています。いくらコツを知っていても、SDGsが大切だとわかっていても、生活に追われて気持ちに余裕がなければ後回しにしてしまいがち。作る側だけでなく、食べる側も一緒になってフードロスについて考えていきたいなと思っています」(ぺっこぺっこさん)

そんな「ぺっこぺっこ」さんの素敵な料理動画はYouTubeでも公開中。おつまみやお弁当おかずから本場沖縄料理まで、たくさんのおいしいアイデアに出会えますよ。

>>ぺっこぺっこ【料理動画チャンネル】Pecco pecco

いかがでしたか? いずれも少しの工夫で「おいしく・無駄なく」を実現できる裏ワザばかり。ぜひご家庭でもできるところから取り入れてみてくださいね。

(TEXT:福井千尋)

『クリエイティブクッキングバトル2021』結果発表

「無駄のない工夫」「アイデアの新しさ」「見た目の美しさ」「動画の楽しさ
」の4項目をポイント化し、すべての合計点で審査した『クリエイティブクッキングバトル』の2021年の全受賞作品は、こちらからご覧いただけます。日々のお料理にも活かせる、等身大のフードロス削減術をぜひお楽しみください!

シェアする