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Run Girl必見!Qちゃんの笑顔で走れるとっておきレシピ

マラソン金メダリスト 高橋尚子さん:高橋尚子さんの楽しそうに走る姿に憧れて、マラソンをはじめた女性も多いのでは?今やマラソンは大ブーム。主婦やOLが市民ランナーとして、大会に出たりすることは珍しいことではありません。現役引退後も“走るって楽しい!”をテーマにマラソンの楽しさを教えてくれている高橋さんに、Run Girlに必須のレシピを伺いました。

“ひじき”、“納豆”、“レバー”はランナーにとって欠かせない3大食材

クックパッドもよく利用されているという高橋さん。ランナーにとって欠かせない食材を教えてください。
「クックパッドはかなり利用させて頂いています。アメリカに長期間滞在することもあるのですが、滞在期間中に買ったものを、残さずにどう食べきって帰るかというのは悩みの種でした。例えば、他の食材は順調に消費してるのに大根だけが残ってしまったり。これまでは新しく食材を買わなきゃと思っていたのですが、クックパッドの検索で“大根”を探すとたくさんのメニューが出てくるので凄く重宝しています。ひとり暮らしの方、家族のある方、どんな方でも日本でも海外でも簡単に調べられるのがいいですね。

私がマラソン選手の時には、毎日食べているものがありました。それは、“ひじき”、“納豆”、“レバー”の3種類です。陸上、特にマラソン選手はよく食べるものだと思います。毎日食べる食材なので、いかに味を変えて飽きずに食べるかが課題です。同じものをずっと食べ続けるのって、最初の1~2回はいいんですが、あとはちょっと苦しくなってくる。そんな時にも、クックパッドは大活躍します(笑)。みなさんびっくりされるかも知れませんが、“納豆”だけで1日4パック近く食べていたので、そうなってくると味に変化を持たせたり、形が変わったりしないと飽きてしまうんです。

現役時代の私は、“ひじき”、“納豆”、“レバー”の3大食材に、“めかぶ”を加えて、その4品は必ず食べていました。めかぶは胃にしっかり膜を張ってくれる感じがします。特に走ったあとは内臓が疲れるので、めかぶで胃に膜を張っておくと、胃に負担をかけずに食べられる感じがするんです。お勧めの食材です。

私がトップアスリートとして走っていた時は、走ることと食べることは同じくらい重きを置いていました。なので、食べることも仕事のうちだと自分に言い聞かせていました。練習ばかりを頑張っていても、食べることがおろそかだと結局、体力が持たなくなってしまうので、走るのと同じくらい食べることも考えて貰いたいです。」

健康のために始めたランニングで、実は貧血になっていることも

最近は趣味で走る女性たちも増えて来ました。Run Girlが食べるべき食材とは?
「今は、女性でも走られる方が増えてきてとっても嬉しいです。ただ意外と知られていませんが、マラソンというスポーツは貧血になりやすいスポーツでもあるんです。走った時に着地をした瞬間の衝撃によって赤血球が壊れてしまって、貧血になる確率が高くなります。しかも、女性は生理もありますから、対策をしっかり練ることが大切です。貧血になってしまってからでは、通常の状態に戻すのが大変なので、日頃からしっかり意識しておくことが大切です。

貧血を防止する食材としては、やはり“ひじき”、“レバー”の2つは欠かせません。それらの2つには、鉄分が入っていますから、ランナーの為には欠かせないんですよね。健康の為に走り始めたのに体調が悪くなった、疲れやすくなったという人も実は非常に多いんです。貧血になってから苦しむのではなくて、食べながら予防することを意識すると、相乗効果でもっともっと健康的になれると思います。

市民ランナーの方からの質問で、大会前は何を食べたらいいのか?という質問もよくされます。トップアスリートの場合を紹介すると、例えば大会が日曜日だと仮定した場合、月~木までは、肉や魚などのたんぱく質が多く含まれている食材を摂ります。そして、金・土にかけて炭水化物を中心にしていきます。試合の日に向けて、1週間かけて長距離を走りきることができる食事に変えていくんです。

私の場合は、金・土にはいっさいおかずを食べずに、力うどんをおかずにごはんを食べるって感じでした(笑)。もう、炭水化物しか食べない!というメニューですね(笑)。まあ、さすがにそれはキツイというならば、炭水化物を70%から80%くらいにして、おかずを20%くらいにするといいのではないでしょうか? 炭水化物を食べる理由は、マラソンを走りきるだけのエネルギーを身体に蓄えることが目的ですから、多少のおかずがあってもいいと思います。

試合当日の朝ごはんは、試合がはじまる3時間半前くらいに食べておくのがよいと思います。私は3時間前に朝ごはんを食べて、お腹が空いたら1〜2時間前にカステラを食べていました。カステラはおすすめです。しっかりと栄養補給ができて、なおかつお腹にたまらない。ランナーにはピッタリの食材だと思います。マラソン選手でカステラを持ち歩いている人は結構多いと思います。

そして、走り終わったあとですが、疲れているから何も食べたくないという方も多いと思いますが、食べたくなくても無理にでもエネルギーを補給しておいてください。身体の回復力が違います。つるつるとノド越しがいいうどんかそばに、納豆とかめかぶを入れて食べるとよいのではないでしょうか?胃腸に膜を張っておくと、疲れを和らげてくれるし、それだけ回復も早いです。」

走ることと食べることは密接につながっていることを実感して欲しい

高橋さんはお料理がお好きと伺いましたが、どんなお料理を作られますか?
「今ハマっているのが、“揚げないカツ”ですね。昔はよく唐揚げを作っていたのですが、油を使わない“揚げないカツ”を覚えてからは、お気に入りですね。基本的には普通と同じやり方ですが、衣に味付けをしています。パルメザンチーズを削って、塩と胡椒で味付けをして、オーブンで焼きます。美味しいですよ。

我が家には、たくさんの人が遊びにきますが、そんな時に『私はスコーン職人なんじゃないだろうか?』と思うくらいスコーンを焼くことがあります(笑)。野口みずきちゃんや尾崎好美ちゃんなど、陸上選手もよく来てくれます。ダイエット時期かもしれない、と迷っても手作りのスコーンだったら、砂糖や脂質の量も調整できるので。

現役を引退して、改めて思いますが、走ることと食べることはとても密接に繋がっていて、食べることを疎かにしてはいけないなと思います。確かに走る目的は人それぞれだと思います。ダイエットの為だったり、健康の為だったり。そういった自分に何かプラスになりたいなって思って走っている人こそ、食事にもこだわってもらいたいです。食べることで身体のコンディションは随分変わってくるので、そこを実感して欲しいなと思います。

主婦の人は家事に追われて、なかなか自分と向き合う時間がないと思いますが、走ることで頭が整理されたり、自分と向き合えるようになったという話もよく耳にします。走る楽しみ方は人それぞれですが、大前提として健康に楽しく走って貰いたいという気持ちが強いですね。そのためにも、しっかりと食事をしていただきたいと思います。」

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マラソン金メダリスト 高橋尚子

1972年岐阜県生まれ。中学時代から本格的に陸上をはじめ、95年に実業団へ。97年の大阪国際女子マラソンで初マラソンに挑戦。98年の名古屋国際女子マラソンで初優勝。00年シドニー五輪女子マラソンで日本女子初の金メダルを獲得。国民栄誉賞を受賞。08年に現役を引退し、現在はスポーツキャスター、マラソン解説者として活躍中。

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