今年も梅しごとの季節がやってきました。クックパッドアンバサダーとしても活躍する人気レシピ作者の梅ミッキーさんに、2023年の梅しごとトレンドについてお話を聞きました。今年からはじめてみようと思っている方にはとても挑戦しやすい「梅シロップ」のレシピをご紹介します。
今年も梅が店頭に並びはじめました。梅しごとをしたことがないという方でも、店頭に並ぶ梅を見て、一度は「梅しごとに挑戦してみたい」と感じたことがあるのではないでしょうか。 今回ご紹介するのは、梅しごとデビューにぴったりな梅シロップ。梅シーズン序盤は、梅しごとの中でも定番の「梅シロップ」作りに挑戦してみませんか?
梅ミッキーさん:「今だからこそ手に入る、旬の『生梅』を使えば、初心者の方でも香り高いシロップが簡単に作れます。梅は1キロ単位で売っていることが多いですが、大きい瓶がなければ、300gや500gずつに分けてアレンジしながら数種類仕込んでも楽しいですよ」
さまざまな生活用品の価格高騰が続く中、その影響は梅しごとにも……。
梅ミッキーさん:「今年は、梅しごとで活躍する瓶等の資材も高騰すると言われています。無理して資材を揃えなくても、ジッパー付き袋さえあれば、簡単に梅シロップが漬けられますよ。」
梅ミッキーさん:「このレシピでの分量は、梅300gで表記していますが、梅:氷砂糖:酢の割合は10:10:1が基本なので、その時の梅の分量に応じて簡単に換算できます。
お砂糖は上白糖やきび砂糖でも仕込めますが、一番のおすすめは氷砂糖(ロックタイプ)です。ゆるやかに溶けて、溶け残りがなく失敗しづらいので、梅のエキスを十分に引き出してくれますよ」
梅ミッキーさんのレシピは初心者にもおすすめ!とのことですが、漬ける際のポイントを教えてください。
理想的な梅を用意できたら、できる限りおいしく仕上げたいです。初心者でも失敗しないための注意するべきポイントも教えてください。
要所を押さえれば、初心者さんでも極上の梅シロップが簡単に作れそうですね。また、シロップ作りに青い梅を選ぶのも、発酵を防ぐためだそうです。熟し具合を見ながらうまく使い分けたいですね。
基本の梅シロップ以外にもおすすめレシピをご紹介してもらいました。
梅ミッキーさん:「さらにマチのあるジッパー付き袋を使い少量ずつ作り、それぞれ砂糖の種類や量を変えると、”あなた好みの梅しごと”が楽しめると思います」
漬けたシロップは3週間ほどで梅のエキスがしっかり出て完成するそうです。どんな使い方ができるのでしょうか。
梅ミッキーさん:「普通にお水で薄めて飲むほか、炭酸で梅ソーダに、そして牛乳で割って飲むのもおすすめです。トロッとしてヨーグルトのようになるので、牛乳が苦手な方にも好評なんですよ。また、そのままかき氷のシロップに使っても良いし、調味料のかわりにソースやドレッシングにも使えます」
大人の方には、お酒や白ワインで割るのもおすすめなのだとか。これからの蒸し暑い季節にぴったりなので、ぜひ自分で仕込んでみたいですね!
梅講師を初めて18年目。梅のシーズンは毎年大忙しで、店頭やメディアを通して多くの方に梅しごとの楽しさを伝授しています。梅酒や梅干しの漬け方はもちろんのこと、梅素材を使ったお菓子やお料理のレシピも紹介中。栄養士やフードコーディネーターの資格もあり、普段の食卓のコーディネートも得意。クックパッドアンバサダー2023としても活躍中。
クックパッドのキッチン:梅ミッキーのキッチン
Instagramアカウント:umemickey_kitchen