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受験シーズンまっただ中。「塾ごはん」(幻冬舎)など勉強のときの食事に詳しい料理研究家、上島亜紀さんに「受験日前日&前日」におすすめのごはんのポイントを聞きました!受験生がいるおうち必見です☆
これまでの勉強してきた集大成として、試験当日には全力を出させてあげたいのが親心。食事でも応援したいですよね。
「受験間近には次のような栄養をとっておきたいですね」と上島さん。
「豚肉やのり、納豆などに含まれている栄養素。糖質の代謝を促すので、脳がさえ、元気が出ます」
「平常心がなにより大切な時期。イライラを解消してくれるカルシウムをぜひとって。乳製品や小松菜などに豊富です」
「卵、ナッツ、ニラなどに含まれるこの栄養素には、記憶力を高めてくれる働きが」
「そのほか、試験前日だったら寝つきをよくするマンガンをとるものいいでしょう。ナッツ類に豊富な栄養です」
前日は早めに寝ることが多いので、寝る前までにしっかり消化できているようなものを食べましょう。
汁気が多いものは消化もいいし、体が温まるのでおすすめだそう。
「ただ、おかゆほど形が残っていないものだと育ち盛りには物足りなくて、かえっておなかがすいて目がさえてしまうことも。満腹感が得られるおじややうどんがいいでしょう」
「脳がさえる豚肉を入れるのもいいですよ♪」
脳の栄養になるのはご飯などに含まれる糖質ですが、取りすぎるのはNG。
「そのせいで急激に血糖値があがると逆にその反動で低血糖になってしまい、イライラする原因にもなってしまいます」
「それに、試験当日はあれもこれもとお母さんが頑張りがちですが、これは受験生当人にとってはプレッシャーになってしまうことも」
満腹なのは胃にも脳にも精神面にも負担をかけるので、いつもよりも軽めの内容で、食べられそうだったらおかわりがいいそう。そして、寒さ対策にも目を覚ます意味でも朝からは温かい汁物が基本。
「受験必勝朝ごはんは、糖質がとれるプチおにぎりとビタミンBがとれる豚汁の献立です!」 ビタミンB1の多いひきわり納豆の海苔巻きでも○。
ただし、いくらよいからといって食べ慣れていないものはNG。上島さんは「いかに、いつもと同じように過ごして調子をくずさないことが受験には大切ですよ」とアドバイス。お母さんたちも平常心が大切ですね。(TEXT:松崎祐子)
上島亜紀さん
フードスタイリングも手がける料理研究家。食育アドバイザー。ご自身の経験を生かした「塾ごはん」(幻冬舎)を始め、書籍や雑誌、料理教室などで活躍中。
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