ガリバタ、オイマヨ、バタポンなど、新感覚の味つけが、近ごろのブーム。今日は、日本人が大好きな「醤油」と洋食に欠かせない「クリーム」を融合させた「醤油クリーム」味のレシピに注目してみたいと思います。
醤油は、日本人にとって最もなじみ深い調味料です。醤油には、味の五大要素と言われる甘味、酸味、塩味、苦味、うま味がバランスよく含まれているため、料理に加えると風味が増し、味に奥行きが出るのです。
また、うま味成分として知られる「グルタミン酸」と「塩分」が1:10という理想的な比率で含まれているため、どんな料理に入れてもバランスのとれた美味しさになるのです。
醤油には、脂っこい食べ物をすっきりした味わいにする効果もあります。たとえば、バニラアイスに醤油を数滴かけると、甘みが増して後味がすっきりするそう。そんな醤油の特性を生かした調理法が「醤油クリーム」味。クリームソースのこってりとした味が、驚くほど食べやすくなり、うま味がアップするんです。
いつもの味つけがなんだかマンネリに感じたら、なじみ深い味なのにどこか新鮮な「醤油クリーム」味を試してみてくださいね。(TEXT:金直子)