結婚式は新郎新婦が愛を誓う神聖な場です。ゲストが見守ってくださっている中、感動的なシーンを作れたら素敵だと思いませんか?キリスト教師式や神前式の場合には、宗派によって式次第は決まっていますので、今回は、新郎新婦がお越し頂いたゲストの方々に結婚を承認して頂く、人前式に取り入れたいセレモニーをご紹介します。
親御様を登場させちゃおう! 入場シーンにて、新婦は新婦のお父様と入場したり、お母様にベールダウンをして頂くのは今や一般的なセレモニーになってきました。ここでは、親御様のあたたかい愛情に包まれて育ってきた二人が新しい家庭を築いていくという、家族の絆が感じられる演出をご紹介致しましょう。
もともと欧米の風習で、キリスト教式の中で行われることがあるそうです。 3本のキャンドルを用意し、まず、両サイドのキャンドルはご両家のお母様に点火して頂きます。その後、新郎新婦はお母様に点火して頂いたキャンドルを持ち、二人で中央のキャンドルに点火するというものです。 お母様から授けられた命。家族に見守られ成長し、それぞれの人生を歩んで来た二人が、今、一つになり、これから新しい家庭を二人で力を合せて築いていくとの誓いを込めて、新しい家庭の灯をともすかのように、キャンドルに点火するというセレモニーです。
日本に古来より伝わる伝統的な儀式です。その昔、日本では両家の母親が朝一番に実家から汲み取ってきた水を持ちより、一つの杯に注ぎ合わせ、その合わせた水を新郎新婦が飲む儀式が行われておりました。 それぞれ違う環境で育ってきた二人が、両家の家風の違いを乗り越え、新たな家庭を築いていけるように、両家の水が合うようにとの願いが込められた儀式です。 式中のセレモニーとして、お母様に登場して頂いて、両家の水を新郎新婦に渡して頂き、その水を二人が一つの杯に合わせ、飲むという儀式を行うことで、感動的なシーンを演出することができます。
水合わせの儀を現代的にアレンジしたものに、化学発光液体などを使って行う、光の演出があります。液体の入った器に新郎新婦がそれぞれに持つ無色透明な液体を注ぎ合わせると、化学反応を起こし、幻想的な光が放たれるという演出です。 また、草木の苗を用意し、新郎新婦が苗に一緒に水を注ぎ合わせる演出も素敵です。草木が成長するように、二人の絆も深まりますようにとの願いを込め、新しい家庭を築いていくことへの決意が感じられる演出です。