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コラム

最初は「かぶ」だった?ハロウィンにかぼちゃが登場する理由とは

ハロウィンの時期になるとあちらこちらに飾られている『かぼちゃ』。でも、なぜかぼちゃなの? なぜ怖い顔にくりぬくの?と子どもに尋ねられたら…答えられますか? 今回はハロウィンとかぼちゃの由来について探ってみたいと思います!

なぜハロウィンにかぼちゃなの?

ハロウィンの起源は古代ケルト人の宗教的な行事『万聖節』と言われています。これは、秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出すお祭りで、その際、魔除けとしてかぶをくり抜いて飾っていたんだそう。そして、のちにアメリカにハロウィンが伝わったときにかぶではなくかぼちゃが使われるようになったんだとか。
アメリカでは、かぼちゃがよく穫れるため入手しやすかったこと、ランタンに加工しやすかったことなどがその理由だそうです。つまり、いま広まっているのは、このアメリカ式のハロウィンというわけなんですね。

ハロウィンの由来 ジャック・オー・ランタンとは?

ちなみに、ハロウィンにロウソクを灯すランタンを飾るようになったのは、ジャック・オー・ランタンの伝説が由来となっているようです。

酒ばかり飲んでいる悪い男が、ハロウィンの夜悪魔に魂を取られそうになります。 その際、ジャックは悪魔をだまして自分の魂を取らせないような約束をして追い払います。 死後、ジャックは生前悪いことばかりしていたため天国に行けず、悪魔と約束を交わしたため地獄へも行けず、かぶに火を灯したランタンを手にあの世とこの世をさまよい歩き続けるのです……

つまり、魔除けとしてかぶを飾る儀式と、この伝説が混ざり、さらに、かぶがかぼちゃになっていまのハロウィンの形になっていったというわけですね。

いかがでしたか?もともとはかぼちゃではなく、かぶだったとは…初耳ではないでしょうか。日本でも馴染みが深くなりつつある、ハロウィン。由来を知らずに楽しんでいる方が多いと思いますが、知ることでさらにまた関心が高まるのではないでしょうか? (TEXT:スケカワユキ)

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