日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
市販の料理の素って、どういうときに利用していますか? 「忙しいとき」「簡単に済ませたいとき」「手早く作りたいとき」などなど。最近のアンケート調査によると、「料理の素」を使う人は全体の8割弱。その理由をみると、意外な答えが上位にのぼっていました! イマドキの主婦の利用術はいかに? 気になる中身をご紹介しましょう!
いろいろな調味料をそろえなくても、野菜や肉などの主材料をそろえるだけで調理がすぐにできる料理の素。「麻婆豆腐の素」や「青椒肉絲の素」などの中華系や和食のおかずの素など、スーパーの棚にはいろいろな商品が並んでいます。忙しいときや、もう1品作りたいときなどに便利ですよね。以前は「料理が苦手な人」「たまにしか作らない人」が使うというイメージもありましたが、最近はどうやら違うみたいなのです。
ネットリサーチ会社の「マイボイスコム」が先頃発表した「料理の素に関するアンケート調査」によると、「料理の素」を使う人は全体の8割弱。男性が7割強なのに対し、女性は8割り強。つまり、比較的キッチンを多く利用する女性ほど、「料理の素」を使っている、という結果になります。料理をする人ほど、たくさん利用する、その理由はなんなのか。アンケートには、さらに意外な理由も紹介されていました。
「料理の素」というと、「簡単」「すぐにできる」など、忙しいときに使う便利アイテムというイメージがあります。ところが、今回のアンケートでは、意外な回答が上位にのぼりました。
・失敗がない
・おいしい
・簡単に本格的な料理ができる
もちろん、「調理に時間がかからない」「面倒な工程がない」という回答も多くありますが、それらを抜いて「おいしい」が2位に。そして、注目すべきは1位の「失敗がない」です。とはいえ料理頻度の高い人たちのこと、何も黒こげにしてしまう「失敗」ではありません。
「なんだか味が決まらない」
料理を作っていてそんなことを感じたことはありませんか? 実は「味が決まらない」こそが、主婦にとって一番の悩みのタネ。「レシピ通りに作ればいいじゃない」「きちんとはかってないんじゃない?」と言う声もあるかもしれませんが、料理は毎日のこと。レシピには「キャベツ」と書いてあっても、ほかの野菜も残っていれば入れてしまうこともあるし、「チャチャッと料理」こそが日常なのです。しっかり「味」ができている「料理の素」は、具や量を変えても味をキープしてくれます。1つの料理しかできない印象の「料理の素」こそ、臨機応変に料理をこなす、主婦の強い味方になってくれる、というわけです。クックパッドの投稿レシピにも「料理の素」を上手に使ったアイディアレシピがいろいろありました。
↓麻婆豆腐の素のアレンジ!!
農業を営むもぉもぉママ♪さんの料理。家で栽培しているじゃがいもを料理の素でおいしくアレンジ。
↓チャーハンの素のアレンジ!!
チャーハンの素をパスタの味付けに利用。子どもが大好きな味になるそう。
↓レバニラの素のアレンジ!!
残った素を使ってほかの炒めものを。材料を変えても味が決まるのはうれしいポイントです。
最近では、「●●シェフの」や「▲▲亭の」など、有名な料理人や、人気のお店のプロデュースによる「料理の素」も多くみられるようになりました。「料理の素」に「おいしさ」「本格派の味」を求める人が増えている証拠なのかもしれません。「料理の素」=「手抜き」だった時代は今や遠い昔。イマドキの主婦は、賢く、おいしく「料理の素」を利用しているようです。(TEXT:田久晶子)
日本ナンバーワンのレシピサイト「クックパッド」のオウンドメディアであるクックパッドニュースでは、毎日の料理にワクワクできるような情報を発信しています。季節にあわせた人気レシピの紹介のほか、定番メニューのアレンジ、意外と知らない料理の裏ワザもお届けしています。