世界の家庭料理を旅しよう!世界中の食卓で料理をつくる人 (COOK) と食べる人 (HIKER) をマッチングするWebサービス、KitchHikeの世界各国の食卓を巡る連載。今回は、ベルギーの首都ブリュッセルにお住まいのトムとキムの食卓へ!ヨーロッパで最もベジタリアンが多い国として知られているベルギーでベジタリアン料理をご馳走になったそうですよ。
キッチンでは、キムが早速おもてなしとして、コーヒーでも紅茶でもなく、ニンジンジュースを作ってくれました。
そして、料理担当のトムが今回つくってくれたのは、もちろんベジ料理。材料の中には、見たこともない大きな野菜がありました。それは……「根セロリ」です。
ヨーロッパでポピュラーな「根セロリ」。 昔から、地中海地方で栽培されていて、中世では既に市民に馴染み深い野菜となっていました。今では世界中で収穫されるそうですが、なかでも、フランス、ドイツ、ベルギーなどが主な生産地なんだそうです。
私たちの知っている一般的なセロリとはまったく違うその姿に、味を想像するのは難しかったですが、食べてみると、あのセロリほど香りと味にクセがないため、セロリが苦手な方にもおすすめな気がします!シャキシャキとした歯ごたえは日本人好みとも言えるでしょう。 ヨーロッパでは細切りをバター炒めにしたり、ジャガイモと同じように茹でてピューレにしたりと、名脇役になる野菜なんでそうですよ。
そして、ビーツ。ビーツは、欧米ではビタミンや鉄分を多く含むヘルシー野菜として、とてもポピュラーな野菜です。
たっぷりのオリーブオイルに、彩り豊かな野菜達を手際よく調理してくれました。
あれれ……旦那のトムはやや大雑把な性格?
料理が仕上がった頃には、フライパンから飛び出した材料たちで台所がとっ散らかっていて…… (笑)。おちゃめなコックによる楽しく、美味しい食卓でした!
ベジタリアン料理と聞いて、どれくらい満足できるかと訝しんでいましたが、意外にお腹がいっぱいになりました。大満足のプレートです。味のアクセントは、やっぱり根セロリ!いわゆるセロリとは違って、もうちょっと根菜寄りの歯応えとテイスト。
どの野菜もしんなりと柔らかく火が通っていて、素材の旨味が活きていました。お腹はいっぱいなのだけど、胃もたれしない軽い食後感がクセになりそうです。いただいたキャロットスムージーも胃袋で繊維を感じるほど新鮮で。なんとなく敬遠していたベジタリアン食に興味が沸いた食卓でした。これなら週の何回かはベジ・ディにしてもいいかも?新しい食の扉を開けてくれたベルギーのおふたりに感謝です。
世界中の食卓で料理をつくる人(COOK)と食べる人(HIKER)をマッチングするWebサービス。現在28ヶ国500以上のメニューを公開。KitchHikeマガジンやFacebookでおいしい情報を発信中! https://kitchhike.com
旅行者を自宅に招いて料理をふるまうCOOKになってみませんか?外国人と交流する機会に。独立開業前のトライアルや、ちょっとしたお小遣い稼ぎにも。身につけた料理の腕前、披露するチャンスがここにあります。 旅先や海外の家庭料理を食べて現地の人と交流してみたい人は、HIKERになってみませんか?食文化は暮らしの真ん中。海外はもちろん、日本に住む外国人COOKたちもあなたの訪問をお待ちしています。