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食文化の違いと義姉の「いけず」にめげずに奮闘する、朝ドラ「ごちそうさん」のヒロイン・め以子。ようやく大阪の味「こんぶ」の使い方に目覚めため以子の前に、次なる問題が立ちはだかります。それは「始末の料理」。「始末の料理」とはどんなものなのか、果たしてめ以子は乗り切れるのか? 今週もきっちり完食リポートします!
朝ドラ「ごちそうさん」の大阪編も2週目。絶食により昆布の味を知り、関西の味に目覚めため以子。「これでおいしいものが作れる」と喜ぶめ以子に次なるミッションが訪れます。それは「やりくり」。再び、試行錯誤するなか、め以子は大阪の料理の心髄とも言われる「始末の料理」の考え方に出会います。第7週の「ごちそうさん」のテーマは「たいした始末」。「始末」とは一体どういう料理なのでしょう。
ドラマのなかでも紹介されていましたが、「始末」とは、食材をきちんと使いつくすこと。無理矢理使ったり、節約したりすることではなく、それぞれに見合った使い方でおいしく食べきることを言うのです。
少し耳慣れない言葉ですが、クックパッドの投稿にも「始末」「食べきる」「使い切る」という考え方を実践しているレシピがいろいろありましたよ♪
お歳暮で「新巻鮭」をいただく機会もあるのでは? 最後までおいしく食べきるおすすめレシピ♪
これからの季節、丸ごと1本買うことも多いですよね♪
フライのころもが、イタリア料理でおなじみのスープに!
ドラマの話に戻りますが、当初、め以子は「やりくり」のなかで、魚の頭や、野菜の外葉など、市場で捨てられるものを安く買い取り調理をします。「始末の料理」を語るめ以子に、義姉・和枝が放つ言葉が「ドケチ」。最初は和枝の言葉を単なる「いけず」と感じますが、「始末の料理」の本当の意味を知った時、和枝の言葉の正しさを理解するのです。
単に節約のために切り詰める「ドケチ」料理ではなく、食材を余すところなくおいしく食べきるのが「始末の料理」。食事のために差し出された「命」への感謝の心が、「ドケチ」と「始末」に大きな差なのですね。
「始末の考え方」を理解しため以子は、40匹もの鯛をおいしく調理し、アラからは魚のだしをとり、わたも塩辛にするなど、見事に「始末」します。これで、めでたくミッションクリア! 数々の「いけず」や困難を乗り越えて、またひと周り大きく成長しため以子。次週のタイトルは「ごめんなすって」。次回はどんなミッションが待っていることやら。おいしいごはんとともに、楽しみですね♪(TEXT:田久晶子)
昆布の味を知り「おいしい料理づくり」に燃えるめ以子。しかし、義姉・和枝は認めようとはせず、悠太郎の給料を横取りし、少ない食費でやりくりするよう命じます。途方にくれるめ以子は、幼なじみ・源太が紹介してくれた通称「ほうるもんじいさん」酉井捨蔵と出会い、「始末の料理」に触れることに。魚の頭や、牛や豚の臓物をもおいしく料理するワザに心酔し、やりくりにつとめます。そんなとき、和枝から「魚島季節(うおじまどき)」という鯛をやりとりする大阪の風習の手伝いを命じられ、ようやく認められつつあると感じ、喜ぶめ以子。ところが、これも和枝の「いけず」。親戚にごあいさつの鯛を受け取ってもらえずに、め以子のもとには40匹をこえる鯛が残ってしまうのです。
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