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コラム

これぞ本場の味!どれもこれも見たことがない奥が深〜いイタリア料理の秘密♪

世界の家庭料理を旅しよう!世界中の食卓で料理をつくる人 (COOK) と食べる人 (HIKER) をマッチングするWebサービス、KitchHikeの世界各国の食卓を巡る連載。今回は、豊島区駒込にお住まいのイタリア人キアラさんの食卓で、おいしいトスカーナの家庭料理をいただきました!

世界の家庭料理を旅しよう!世界中の食卓で料理をつくる人 (COOK) と食べる人 (HIKER) をマッチングするWebサービス、KitchHike。 旅先や日本に住んでいる外国人の食卓を訪ねて、世界中の家庭料理を取材してきた模様を臨場感たっぷりにお届けいたします。

今回初めてのKitchHike体験をしてきました、中田皓一です。

「うまく会話ができなかったらどうしよう?」と、不安がってなかなか予約を入れる決心がつきませんでしたが、大好きなイタリアン、それも旅行で行った懐かしのトスカーナの料理を食べられるという期待に背を押され、イタリアはトスカーナ出身・キアラさんのお宅にお邪魔してきました。

予約の段階から、その流暢な日本語にビックリ!言葉の使いまわしがほんとに日本人らしくて、一気に緊張がほぐれました。 今回は、私の友人とキアラさんのご友人2人、合計4人での訪問でした。

コースのイタリアンをみんなで堪能!

みんなで順番に手を洗ったら、早速前菜から料理開始です! まずはくりぬいたゆで卵の黄身を味付けし、白身の器に盛り合わせた「詰め卵」から。黄身にアンチョビ、ケッパー、ドライトマト……とテキパキ材料を加えるキアラさん。

テキパキしているキアラさん、今までに多くのHIKERにおもてなしをしています

見たことのない食材が登場するたび、「これは何?」と聞くと「カラスミです~。成城石井などで買えますよ!」ととても丁寧に教えてくれます。 オリーブオイルも、加熱用と生食用で分けている食材へのこだわりよう! うぅ~!いやがおうにも期待が高まる!

ひとくち食べれば味わいが広がる絶品の前菜

同時並行で、「菜の花と生ソーセージ炒め」も調理スタート! なんと、ペースト状の菜の花を使いました!ちなみに日本の菜の花とは品種が異なるようです。

菜の花とソーセージという意外な組み合わせ!

おいしい匂いに耐えかねたHIKERたちを見て、キアラさん、ちょっと早めの「いただきます」を提案してくれました。

どうやらイタリアの食卓はいっぺんに全てをテーブルに載せて始まるのではなく、コース形式。前菜からメインへと流れに沿って少しずつ出していくのが普通のようです。 まずはやっぱりワインで乾杯!

そして自分たちで作った詰め卵をパクリ……美味しい! 「あ、これさっき入れてたアンチョビだ!」「ケッパーがきいてる!」「ドライトマトの食感がいい!」「カラスミ美味しい~」と、分析しながら楽しめるのも、作る過程があってこその楽しみ♪

続いて、菜の花ソーセージへ。 「あれ?菜の花の苦味がまったくない!やさしい味~」 ちょっぴりきいた塩気が、パンにも合う!

「これは知ってますか?」とキアラさん自慢のトスカーナの郷土料理「リボッリータ 」が出てきました。

スープが染みてる!もっちりパンとお野菜のイタリア版雑炊

少し古くなったパンを入れて作る、雑炊みたいなもの。 スープを吸い、もっちりとした食感となったパンのほか、ニンジンや日本ではみかけない「カボロネーロ」という黒キャベツなんかも入れて。

日本ではなかなか見ない黒キャベツ

黒キャベツはケールのような深緑の縮れた葉をもつ野菜。 栽培されているお知り合いの方に分けてもらっているんだとか。

メインの手打ちパスタに行く前に、ここでちょっと休憩。日本では珍しい海外の食べものについて盛り上がりました。

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