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イマドキおせちは“パーツ買い”もあり!

クックパッドニュース編集部

日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部

お正月といえば欠かせないのがおせち料理!ですが、基本の話って意外と知らなかったりするものですよね。お重詰めの意味や各メニューのいわれから、近年のおせちトレンドまで、知っておきたい情報をお届け。これを読めば今まで何気なく食べていたおせちも、なるほどと思うこと間違いなしです!

そもそも、どうしてお重に詰めるの?

おせち作りのハードルを上げているひとつの要因が、お重詰め。何品もの料理を小さなお重に詰めていく作業はなかなか大変!どうしてお重に詰めるの?

「おせち料理を重箱に詰める意味は、“めでたさを重ねる”という縁起をかついだものです。三段重の場合、一の重にごまめや黒豆といった祝い肴、二の重には酢の物や焼き肴(海・川の幸)、三の重には煮物(山の幸)が入るのが基本となります」

教えてくださったのは、グルメ雑誌『dancyu』にて、“dancyu酒肴おせち”の監修を手がけたdancyu編集部長 町田さんです。

最近では大皿に盛る家庭も増えてきているようですが、お重に詰めるのにはちゃーんと意味があるのですね!ちょっと手間かもしれませんが、やっぱりお重詰めがあるだけでお正月気分がグッと盛り上がるはず。お重を持っていないという人も、最近は100円ショップやネット通販などで手頃な価格のものがたくさん出ているので、ぜひチャレンジしてみて!

“パーツ買い”でかしこく!

前回お伝えした通り、近年のおせち市場は夫婦2人、もしくはひとり用の“パーソナルおせち”なるものが登場したり、3万円以上の高級なものが人気を集めたりと盛り上がっている様子。 一方、家庭で作る際は、煮物や焼き肴は自身で作り、かまぼこや栗きんとんといった普段作る機会のない食材を“パーツ買い”するのが流れなんだとか。頑張るところは頑張り、頼るところは頼る!このメリハリが、何かと忙しい現代人のおせちなのかも!? もちろん自分で全て作れたらとっても素敵ですが、全部作らなくても大丈夫、と思うだけで、ちょっと気がラクになりますよね!

知っておきたい、おせちメニューに込められた意味

市販品を購入する人も、作ってみる人も知っておきたいのが、おせちメニュー各々に込められた意味。初心者さんが1つだけ作る!なんてときの参考にもなりますよ。

黒豆

元気に働けることを願って。「まめ」は元来、丈夫・健康を意味する言葉。「まめに働く」などの語呂合わせからも、おせち料理には欠かせない料理です。


数の子

子宝と子孫繁栄を祈り。数の子はニシンの卵。二親(にしん)から多くの子が出るのでめでたいと、古くからおせち料理に使われました。


えび

長生きの象徴。えびは、長いひげを生やし、腰が曲がるまで長生きすることを願って正月飾りやおせち料理に使われます。


昆布巻

日本料理の必需品、昆布で健康長寿を。昆布は「喜ぶ」の言葉にかけて、正月の鏡飾りにも用いられている一家発展の縁起ものです。


紅白なます

紅白でおめでたい料理。生の魚介と大根、にんじんと酢で作ったことから、なますの名がつけられました。今は生の魚介の代わりに、干柿や昆布、ゆずの千切りも。


ごぼう

細く長く幸せに、という願いから。細く長く地中にしっかり根を張るごぼうは、縁起のよい食材として様々に使われています。


取材協力: dancyu

お酒に合うおいしいものだけが詰まった“dancyu酒肴おせち”は、二段重(定価26,250円)と三段重(定価36,750円)の用意。 全商品、売切れ次第終了なので、気になる方は今すぐチェック!
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執筆者情報

クックパッドニュース編集部

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