子どもたちに人気の学校給食レシピを、自治体が運営するクックパッド公式キッチンからご紹介。第9回目は京丹後市の公式キッチンから。 誰もが経験した懐かしい給食の味わいや、新たな地域の給食の味をご家庭の食卓にぜひ取り入れてみて♪
地元の旬の食材を生かせるような献立にしている京都府・京丹後市の学校給食。特に毎月19日の食育の日には、地元の特別栽培米や食材を使った給食を出しています。前回は、かみかみメニューで人気の「鶏ごぼうピラフ」を紹介しました。
丹後では春祭りを行う地域があるのですが、お祭りには必ず鯖缶をそぼろにした「丹後のばら寿司」が作られます。それを給食にした「花見寿司」が子どもたちに人気です。
丹後のばら寿司をそのまま給食で作ることは難しいので、紅鮭フレークを鯖そぼろに見立てています。また、鮭の彩りで桜の花も表現して、新入学、進級をお祝いするお寿司にもしています。
子どもたちに人気の理由は、味つきごはんでお寿司、ということが一番の理由だと思います。見た目も鮮やかですし、干しいたけの甘味や紅鮭フレークの塩味、炒り卵のふんわり感が絶妙ですよ。
ごはんに寿司酢を混ぜ合わせますが、甘めにしたり、濃い目にしたりと調整して、ご家庭の味にしてみてください。粗めのみじん切りにした人参は、米と一緒に炊くことでひと手間省くことができます。さやいんげんは冷凍を使っていますが、ぜひ生のきぬさやを使ってみてください。
盛り付けは、紅鮭フレーク、炒り卵、きぬさや、紅生姜で色鮮やかに仕上げましょう。干しいたけは少し甘めに炊きごはんに混ぜても、上にのせてもきれいです。
学校ではすまし汁、即席漬け、苺ゼリーの組み合せで提供しますが、ご家庭では入学、進学、誕生日、記念日などに子どもさんの好きなものと一緒に、ごちそうとして出していただけたらと思います。
春は特別な季節。ぜひ京丹後市の給食レシピをご家庭でも試してみてくださいね!