12月に入ってから各地でインフルエンザの流行が報告されています。重症化しやすいお年寄りや小さな子どもは十分な注意が必要ですし、たとえ健康な人でも、ひとたび発症すれば学業や仕事に大きな影響が出てしまいますよね。まずはインフルエンザに感染しないよう、できる限りの予防策をとっていきましょう!
インフルエンザの感染を防ぐためには、基本的なことですが、手洗い、うがい、マスクの装着などでウイルスが体内に入るのを防ぐことが大切になります。
インフルエンザウイルスはアルコール消毒に弱いので、外出先で手が洗えないときは、市販のアルコール製剤を使うのも効果的。また、自分のからだだけでなく、衣類にもウイルスが付着している可能性があるので、外から帰ったらうがい&手洗いのほかに、衣類用の除菌スプレーを使用すると、さらに安心です。
睡眠不足でお疲れ気味……というようにからだの抵抗力が弱まっているときは、どんな病気にもかかりやすいもの。インフルエンザの流行期には、睡眠時間をしっかりとり、バランスのとれた食事を心がけたいですね。今日は、インフルエンザ予防に効果があると言われる、ある食材を使ったレシピをご紹介したいと思います。
近年長いもに含まれる「ディオスコリン」という成分に抗インフルエンザ作用があることが話題になっていますね。また、長いもや納豆などネバネバした食品に含まれる「ムチン」という成分にも、からだの免疫力を高めてくれる効果があるといわれています。長いもはインフルエンザが流行する時期に、積極的に食べたい優秀食品なのです。
「ディオスコリン」は熱に弱く、加熱で抗インフルエンザウィルス効果がなくなると言われています。できれば、生のままか、さっと火を通す程度に調理して食べるのがオススメです。
ほかにも、人ごみや繁華街への外出を避ける、加湿器で室内の湿度を保つなど、インフルエンザ予防のためにできることはたくさんあります。効果的な予防方法を知って、万全の態勢でインフルエンザの流行に挑みましょう!(TEXT:金直子)