cookpad news
コラム

驚き!ごはん作りをなるべく短くするコツは「揚げ物」にあった!?【あのひとの「思い出レシピ」/木佐彩子さん】

今話題の“あのひと”に、印象深い料理や思い出のレシピについてインタビュー。今回は、「東京2020 みんなのフードプロジェクト」発表会に参加した木佐彩子さんにお話を伺いました。「東京2020 みんなのフードプロジェクト」は、食の観点から東京2020オリンピック・パラリンピックを盛り上げようというキャンペーン。選手村で提供される一部のメニューを募集するなど、日本の食文化や食卓の味などを広く一般の方々から募集する参加型のプロジェクトです。

ごはん作りはなるべく短く!45分以上はかけません

――木佐さんは普段どんなお料理を作りますか?

炒め物か揚げ物を作ることが多いですね。いつも「よし、作るぞ!」ってキッチンに立ってから、45分以内で料理を完成させるようにしているんです。揚げ物なら早くできるし、お総菜を買ってくるよりも家で揚げたてを食べたほうが絶対においしいですよ!

うちの息子と主人は揚げ物が大好きで、数日前に作った「れんこんのはさみ揚げ」も好評でした。作り方も簡単で、れんこんを切って、豚のひき肉にねぎを混ぜて、しょうが汁をぎゅっと絞って、挟んで揚げて、それをカレー塩で食べるんです。これ、本当においしいのでぜひ試してみてください。私のおつまみになるし、主人のご飯のおかずにもなるし、息子のお弁当にも入れられるし、生産性も高いですよ!

スポーツ選手の妻ならではの悩みも…!?

――ご主人は元プロ野球選手の石井一久さん。現役時代と現在では作るメニューに違いがありますか?

そうですね。現役時代は、栄養面には気をつけていました。主人はストイックなほうではなかったので「絶対これを食べなきゃいけない!」みたいなこだわりはありませんでしたけど、体が資本なので、バランスを見ながら頑張って作っていましたね。

――例えばどんな料理を作っていたんですか?

お肉やお米ばかりではなく、お野菜やお豆腐なども食べてもらえるように、いろいろ工夫はしていました。主人は白いご飯とおかずと野菜を一度に出すと、ご飯とおかずばかりを食べてしまうんですよ。

例えば、とんかつならとんかつ10数切れとご飯3杯を食べるみたいな(笑)。なので私のテクニックとしては、最初は軽めの副菜、お野菜やお豆腐を出すようにして、そのあとにご飯と揚げたてのとんかつを出す。そうすると野菜も食べてくれるし、ちょっとお腹も膨らんで、食べすぎ防止にもなるんです。

海外選手には日本の「家庭料理」を食べてほしい

――木佐さんが今回の「東京2020 みんなのフードプロジェクト」に応募するとしたら、どんな料理を提案しますか?

日本料理といえば天ぷらやお寿司ですけど、そこから少し離れて、家庭料理的な感じのほうが海外の選手も喜んでくれそうな気がします。夏だから、のどごしのいい麺類はどうですかね?日本のお米を使った麺を作って、サラダバー的な感じでトッピングを選んでもらったり。トッピングには、オクラなどのネバネバ食材がおすすめです!ネバネバ~ギブアップ…みたいな(笑)。

こんなふうに自分が考えたメニューをもしかしたら選手たちが食べてくれるかもしれないと思ったらワクワクしますね。自分も一緒にオリンピック・パラリンピックに参加している気分がさらに高まると思うので、ぜひ皆さんも応募してみてください!

――木佐さんは、どんな料理を作ってもらうとうれしかったですか?

今思うと、母より私のほうが料理が上手なんじゃないかな(笑)。でも、母の作る「コロッケ」が美味しかったのは覚えています。また揚げ物の話ですみません…。うちの母のコロッケはじゃがいもにしっかり味がついていて、ソースをかけずにそのまま食べてもおいしかったです。

――最後に、クックパッドニュースの読者にメッセージをお願いします!

毎日の料理作りって大変ですけど、私は家族のためだけじゃなくて、自分も楽しめるものを作っています。私は食べることが好きなので80歳まで自分の足で立って、食べて、飲みたい!そういう生活をめざしています。こういう時代だからこそ食べるというシンプルなことを大事にしていけたらと思うんです。皆さんもおいしいごはんを作って、食べて、毎日を楽しく過ごしていきましょう!

(TEXT:河野友美子)

東京2020 みんなのフードプロジェクト
日本の「食」を選手村アスリートへととどけよう!
あなたのメニュー募集キャンペーン

東京2020 みんなのフードプロジェクト」は、世界のアスリートに知ってほしい、堪能・楽しんでほしい、日本の食文化や食卓の味などを広く一般の方々から募集する参加型のプロジェクトです。メニューそのものだけではなく、メニューにまつわるエピソードや調理のポイントなども含めて募集し、総合的に選定されます。採用されたメニューは選手村カジュアルダイニングにおいて実際に世界各国のアスリートにふるまわれるほか、考案者にはアスリートを交えた試食会への参加など、すてきな特典が検討されています。

東京2020大会に「食」の観点から参加する機会として、また、世界に日本の「食」の魅力を発信する機会として、アスリートに食べてほしいおいしい我が家の味などを応募してみてはいかがでしょうか?

ご応募にあたっては以下の特設サイトをご覧ください。(応募期間:2019年8月8日から9月6日まで)

(※)選手村カジュアルダイニングとは?
選手村の中にあり、日本の食文化の発信の場として、被災地や東京都産の食材、各地の特産物など、さまざまな食材を活用したメニューを提供することで、アスリートにリラックスして日本の食文化を堪能・楽しんでいただくことを目的としたダイニングです。

木佐彩子(きさ・あやこ)

1971年東京都出身。子どもの頃アメリカ・ロサンゼルスで過ごす。大学卒業後、フジテレビに入社。自然体のキャラクターで数々の番組で活躍し人気アナウンサーに。2000年プロ野球選手の石井一久氏と結婚、一児の母。現在はフリーのアナウンサーとして幅広く活動中。

編集部おすすめ
クックパッドの本