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コラム

短時間で作っても味しみしみ♪「豚汁」の作り方【横峯さくらのゴハン修行 vol.5】

アメリカに拠点を移し、海外でも好きなものを食べるため週2回の自炊を始めたという横峯さくらさん。でも、料理はまだまだ修行中。そこで、クックパッドの広報大使・レシピエールであり、管理栄養士としても活躍されている若子みな美さんに、料理初心者に向けたスキルアップ・アドバイスをしていただきます。横峯さんと一緒に“料理のイロハ”を学んでいきましょう♪第5回目のお題は「短時間で作っても味しみしみな豚汁の作り方」です!

試合中、心がホッとする食べ物「豚汁」

みなさん、こんにちは!プロゴルファーの横峯さくらです。
連載第5回目のお題は「短時間で作っても味がしみしみな豚汁の作り方」です!

試合中にキャンピングカーで豚汁を食べたことがあったのですが、とても心が休まり、私にとって豚汁は“心がホッとする食べ物”。それ以来、作りおきしておいて、試合中の朝ごはんに食べることもあるんですよ。特に寒くなってきた今の時期は、おいしさ倍増に感じますよね。
我が家の豚汁は、豚肉のほかに、にんじんや大根、ごぼうといった根菜とこんにゃくが入るのが定番です。今回は、短時間で作っても、一晩寝かせたかのように味がしみしみな豚汁の作り方を教えていただきました!

若子さんからのアドバイス

野菜がたっぷり入った温かい豚汁は、この季節に食べたくなる料理のひとつですね。短時間で作っても味わい深い豚汁を作るポイントは、定番の具材であるごぼうは、よく洗って皮付きのまま使うことです。また、まいたけやぶなしめじといったきのこ類を入れると、うま味が出て汁物がおいしくなりますよ。

きのこ入りの豚汁に早速チャレンジ♪

ごぼうは、よく洗えば皮付きのまま使えるんですね!普段は入れないきのこも入れた具だくさんな豚汁、出来上がりが楽しみです。それでは、作ってみます!

まずは豚汁の具材を切っていきます。野菜類を全部切ったら、最後に豚バラ肉を。

切った具材を炒めていきます。まずは中火で豚バラ肉とごぼうを炒めていきます!

今までで1番おいしく作れた!!

炒めることで野菜がいつもよりおいしく!

今までで1番おいしく作れた豚汁でした!!いつもは最初に野菜を炒めずに作っていたのですが、炒めてから煮ることで、野菜がいつもよりおいしく感じられました。豚肉もごま油で炒めておくことで、臭みもなく、とってもおいしく仕上がりました。そして何よりも、皮付きのごぼう!ごぼうの風味がとってもよく効いていて、気持ちが落ち着く味になりましたよ。残りを明日食べるのも楽しみです♪

若子さんからのヒトコト

具材を先に炒めることで野菜や豚肉のうま味や風味がごま油とともに全体に馴染み、味のまとまりが良くなりおいしくなります。ぶなしめじやまいたけといったきのこ類は、うま味が出るだけでなく、腸内環境を整える働きのある食物繊維や、カルシウムの吸収を促進するビタミンDなどが豊富に含まれています。汁物にきのこを加えることで、汁物がおいしくなるだけでなく、不足しがちな栄養素も一緒に摂取することができるのでおすすめです。また、最後に醤油を少量加えることで香りがアップして味が引き締まりますよ!

(TEXT:入尾野由子)

横峯さくら

1985年、鹿児島県鹿屋市生まれ。8歳よりクラブを握る。小学4年生で出場した「全国小学生大会」で優勝、中学2年生で「日本ジュニア選手権」制覇。明徳義塾高校2年で日本ジュニアゴルフ選手権優勝、翌年の全国高校選手権で春夏連覇しジュニア主要大会3連勝を果たす。2004年8月プロテスト合格、史上最速となるわずか3試合でシード権獲得。翌年の「ライフカードレディスゴルフトーナメント」でツアー初優勝。2009年にはメジャー1勝を含む自身最多となる年間6勝を挙げ、賞金女王の座を獲得。2013年は連続予選通過記録101試合達成。LPGAメルセデス年間優秀選手賞を獲得する。日本ツアー通算23勝。2015年から米LPGAツアーを主戦場とする。アメリカツアーでの主な成績は全米女子オープン7位タイ、Lorena Ochoa Invitational presented by Banamex and JTBC 5位、Shoprite Classic 2位。2018年にShoprite Classic最終日に記録した10アンダーはアメリカツアーでの日本人最小スコア。2019年はシード権を獲得し、アメリカツアーにフル参戦が決定している。
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若子みな美(管理栄養士・減塩料理家・フードコーディネーター)

大学卒業後、管理栄養士として病院兼福祉施設、学校給食にて従事。様々な現場を見る中で、食に関する多様性と健康志向の高まりを感じ、一人ひとりのライフスタイルに合う健康な食のあり方を提案するために独立。現在は企業や雑誌・リーフレットのレシピ開発、コラムの執筆・監修、食に関するイベントなどを行う。
HP:http://orangekitchen.info/
Twitter:https://twitter.com/m1chirorange

食材提供:ホクト株式会社

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