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お給料は関係ない!?お金が貯まる家計に共通する3つのこと

丸山晴美

調理師資格を持っている食費節約が得意なFPです。

節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんの「食費節約レッスン」で、貯め上手・遣い上手になりましょう。今回は、「お金が貯まる家計に共通すること」を教えていただきます。

夫婦共働き世帯が増えてきていますが、世帯としてしっかりとお金が貯まっている家計には、ある共通点がありました。今回はお金がたまる家計に共通する3つのポイントをご紹介します。

「財布はひとつ」

お金が貯まる家計は、「お財布がひとつ」であることが多く見受けられます。夫婦の収入を合わせて、そこから固定費、生活費、貯蓄の管理しています。家計簿アプリの共有機能をなどを利用して、収支、貯蓄の状況をいつでもお互いが把握できるようにしている家計も、その特徴として挙げられます。

家計がお互い見えつことで、一つの家計を守る意識が高まり、ライフプランやライフイベントも一緒に考えて準備をすることができるので、「夫婦が情報を共有できる」、「目標に向かって協力できる」、「お互いを尊重しながら話し合う姿勢がもてる」などの傾向が見受けられます。たとえ世帯年収が少なくても、しっかり貯蓄をしながら夢を育くんでいるのが、お財布をひとつにしている家計の特徴と言えます。

「どちらか一方の収入はほぼ貯蓄」

人生の中で最も貯めどきと言われているのが、「夫婦共働き子どもなしのDINKS世帯」です。世帯収入が多いのも特徴ですが、この貯めどきをしっかりと理解し、どちらか一方の給料をほぼ貯蓄にしている家計は、世帯貯蓄を大きく伸ばしている傾向があります。このように一方の収入でやりくりする理由は、貯蓄額を早く増やすという理由もありますが、どちらか一方の収入が無くなってしまったとしても、生活ができるように備えているためです。夫婦共働き子どもなしのDINKS世帯は、出産育児などで収入が減り、貯蓄スピードも減速することも念頭に入れた、先々のライフイベントを見据えた貯蓄方法とも言えるのです。

「家事分担ができている」

「お財布はひとつ」、「どちらか一方の収入はほぼ貯蓄」となるとどうしても気になるのが、家事分担でしょう。共働きをしながら、夫と妻の家事分担割合や子育て割合が、どちらか一方に大きく負担がかかるようでは、不公平に感じてしまい、家計以前に家庭がうまくいかなくなりがちです。うまくいっている家庭の基本的な家事割合は5:5ですが、収入やその時の状況に応じて割合を変えるなどの柔軟性があります。この柔軟性の中には「思いやり」が含まれているようです。

収入が多くてもお金が貯まらない家計はたくさんありますし、一方で世帯収入が低くてもしっかりと貯蓄をしている家計もたくさんあります。家計が厳しくなっている状況下では、「ひとつの財布」「家事分担割合」を決めて、やりくりをしてみてはいかがでしょうか。

丸山晴美さん

旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなど様々なメディアで活動中。 公式ホームページ「らくらく節約生活」はこちら>>

執筆者情報

丸山晴美

旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなど様々なメディアで活動中。

資格

節約アドバイザー、FP、ファイナンシャルプランナー(AFP)FP技能士2級、消費生活アドバイザー、調理師、宅建士(登録)

webサイト・SNS情報

公式HP:らくらく節約生活 https://www.maruyama-harumi.com/
ゆとりうむプロジェクト理事https://yutorium.jp/

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