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冬といえばコタツにみかんという組み合わせは、日本人なら定番ですよね。
でも実はみかんの歴史はそこまで古くなく、代表的な品種の温州みかんが全国で栽培されるようになったのは明治時代といわれています。
みかんや伊予柑などの柑橘類は多少の差はありますが、ほとんどが冬に旬を迎えます。この年末年始の忙しい時期には、みかんに豊富なβ-カロチンやビタミンCは風邪予防や疲労回復に効果的。クックパッドニュースの捨てちゃもったいない!みかんの皮の栄養も参考にしてくださいね。
鹿児島県で偶然生まれた日本の柑橘。産地や時期によってさまざまな品種やブランド名が存在します。種子のないものが多く、皮も薄いのでとても食べやすいでしょう。また、日本の果物生産量としてはずば抜けて多いのだとか。
インドから来たみかんといわれ、名前の由来も「Poona」というインド西部の地名だそう。果実の肥大には高温が必要でしたが、年々冬の気温が上がるとともに栽培が広がっています。果肉は果汁が少なめだが香りが良く甘みが強いです。
愛媛県の名産として有名ですが、実は原産は山口県。糖度が高く、味は温州みかんよりも濃厚です。「太山寺の鐘の音が聞こえるところでないと、伊予柑はつくれない」といわれるほど、果実の成熟には微気象が大きく関わっています。
文旦の雑種といわれ、果皮が厚いためちょっと剥きづらいはっさく。しかし、ややかための果肉はほどよい甘みと酸味に定評があり、風味も優れています。広島の因島のあたりが有名ですね。
今回は代表的な4種をご紹介しました。みかんはジャムやスイーツに留まらず、主食に副菜にと多くの料理で活躍してくれます。いますぐみかんが食べたくなりますね。(TEXT:ライツ)
参考図書:
『からだにおいしい フルーツの便利帳』高橋書店
『新版 食材図典』小学館
『カラーグラフ 食品成分表2014』実教出版
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