日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
自宅で過ごす時間が増えたことをきっかけにパン作りを始めた方も多いのではないでしょうか?とはいえ、初心者の方にはなかなか難易度が高い工程も多いですよね。そこで今回、クックパッドアンバサダーでパンの講師認定資格をお持ちの♪♪maron♪♪さんが考案された初心者でも簡単に作れるパンレシピをご紹介します。第1回目は、発酵込みで30分で完成する「不思議パン」の作り方を教えていただきました。
500以上のパンレシピを投稿している♪♪maron♪♪さん。産後にゆっくりパン作りの時間がとれなくなった時に、いかに簡単で負担が少ないパン作りができるかということを考えてたどり着いたのがこの「不思議パン」なんだそう。
「通常2時間程度かかるパン作りを30分で焼成まで完成させるために、イーストが発酵しやすい条件(イーストの発酵に必要な砂糖水のみを与えしっかり発酵させ、発酵を邪魔する材料はあとから投入)を考えてレシピを考えたんです。温度を測る作業や細かな洗い物も増えないように意識し、はじめての方にも楽しんでいただけるように工夫しました」(♪♪maron♪♪さん)
その後、仲良くなったママ友に作り方を伝授したところ喜ばれ、アレンジレシピを次々と開発し、現在100種類以上のアレンジレシピが誕生したとのこと。今回は「不思議パン」の作り方について教えていただき、全くの初心者の編集部スタッフがチャレンジしてみました!
強力粉…150g
インスタントドライイースト…3g
砂糖…15g
塩…3g
オリーブオイルまたはサラダ油…15g
水…春〜夏80g/秋〜冬90g
まず、深めの耐熱容器やどんぶり鉢等に水と砂糖を入れて、レンジ(600W)で20秒加熱してよく混ぜます。
<ポイント>仕込み水を人肌程度に温めることで発酵を促します。
イースト・強力粉を分量の半分程度加えてよく混ぜます。
<ポイント>ここでイーストをしっかり溶かして発酵を促進させることが大切です。
イーストのダマが無くなり、全体にポコポコ気泡が出てくるまで混ぜていきます。
<ポイント>イーストが発酵を始めるとパン生地からポコポコと気泡が出てきます。気泡が分かりにくい場合、ゆっくり生地を混ぜてもらうと気泡が割れる瞬間が見えやすいです。
ダマが残るとイーストの匂いが強く残りやすくアルコール臭などがしたり、膨らみが悪く高さが出なかったりしてしまいます。
(2)を台に出します。容器に残った生地はスケッパーなどを使って取り出してください。
手のひらで生地を押しながこねます。はじめはベトベトと台や手にくっつきますが、我慢してこね続けます。
<ポイント>台や手にこびりついた生地はスケッパーで掃除しながらこねていきます。
こねていくうちに生地がなめらかになり、手にも台にもつかなくなってきます。
台に生地がつかなくなり、耳たぶくらいの柔らかさになるまでこねましょう。
<ポイント>生地がぱさつく場合は人肌程度のお湯を少量足してください。べとつく場合は生地を台に叩きつけながらこねると水分が飛びます。それでもべとつく場合は、少量の強力粉を追加してください。
生地は薄くのばしたときにブチブチちぎれないくらいまでしっかりこねると、柔らかくてふんわりした表面のきれいなパンに仕上がります。
こね方が足りないと表面のキメが荒い生地に仕上がってしまいます。表面がつるつるで、生地に弾力がある状態が完成です。
(2)の器に生地を戻し、レンジ(600W)で20秒加熱します。
<ポイント>こうすることで生地が発酵しやすいように刺激を与えます。
(4)の生地を4分割し、好きな形に丸めます。ふんわりとラップをして、温かい場所で10分休ませます。発酵機能のあるオーブンをお持ちの方は40℃で10〜15分程度発酵させてください。
<ポイント>室内が乾燥している時はラップの上にかたく絞った濡れふきんをかけてください。
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